2024年 4月 19日 (金)

事業仕分け終わって蓮舫「知らされていないことがあまりにも多かった」

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   事業仕分け第2弾がきのう25日終わった。リーダーの枝野幸男・行政刷新担当相は総括で、今回のポイントとして、1)民間が参入しにくい 2)天下り 3)不透明な金の流れをあげた。具体的には「競争性はフィクション。実際は独占」「天下り職員が民間の参入を阻んでいる。高額な報酬も問題」「必要なところにお金を直接流していく必要がある」ということだ。

「公務員の習慣を変えないと…」

   これらの具体例は、4日間にわたるやりとりで明らかになった。最も印象的だったのは宝くじをめぐる質疑で、「役員報酬がなぜこんなに高いのか」「それは簡単です。(役員の)数が少ないからです」(失笑)というやりとりだった。

   きのうも、「女性と仕事の未来館」の豪華過ぎる施設、すでに廃止が決まった「道路保全技術センター」の役員が、依然として高額の給料を受け取っていること、裁判所のコピー代1枚50円は高すぎる、全日本トラック協会の多すぎる役員、などが問題とされた。結局4日間の仕分けで、38事業が廃止とされた。

   レポートした西村綾子アナは、今回の印象を「(説明員の)官僚が天下りを守っている」と報告、「運営がどんなにずさんでも、守っている」と言う。

   テリー伊藤は「彼らがやがて行く先なんだから」とその理由に触れると、加藤浩次も「そのために作ったんだし……」とマユをしかめた。

   ここで蓮舫参院議員が登場。仕分け第2弾を終わっての感想を話した。

「私たちが知らされていないことがあまりにも多い。天下りもそうだし、税金以外にしているお金がどこに流れているかとか」

   加藤「天下りがこんなにいるとは!」

   蓮舫「本人の能力じゃないんですね」

   テリー「現役でいるうちに、再就職先を作っちゃうんですよね」

   蓮舫「国の仕事を切り取って、外注先を作って独占させるとかして、第2の霞ヶ関にしている。金の流れでも、公営ギャンブルのお金が天下りの給料になっていたり」

   テリー「公益法人は6600ある。今回は70、どうしていくんですか」

   蓮舫「独占的に試験、免許、講習しているところは、横串が指しやすい。もっとわかりやすいのは天下りがいるところ。これをどうするかは枝野大臣の仕事になる」
   「昨年の仕分けは国の機関が対象だったから、今年度の予算に反映されたものもある。が、公益法人は制度の問題だから行政改革になる。公務員の慣習から変えていかないといけない」

   加藤「(現役官僚や天下り元官僚は)2013年まで引っ張っていけば、なんとかなると思ってるのでは」

   蓮舫「そこまで悪者だとは思っていないが、なかには明らかに知らないなと思う人もいました」

   今日から仕分け結果を、「行政事業レビュー」として各省庁ごとのホームページで公開する。その後について、枝野大臣は「参院選が終わってから落ち着いて考えたい」と言う。

   予算に反映するのは来年度からということだ。行政改革には時間がかかる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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