2024年 3月 29日 (金)

武蔵川留任「体面保っていずれバトンタッチ」(相撲ジャーナリスト)

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   きのう(5日)朝の新聞では、辞任といわれていた相撲協会の武蔵川理事長が一転、「復帰」会見をやった。「協会再生に向けて難局を乗り切るために、改革をまとめあげる」というのだ。

   さらに「胃がんも無事に手術を終えて回復することができた」という。胃の全摘手術から15日で回復とはさすが力士というべきか、使命感の強さなのか。確かに見たところ以前と変わりない

「外部」拒むのは何かあるからか

   元関取の龍虎は「辞めるのは簡単だが、ではだれが? 彼しかいませんよ。1度口にしたことはやりとげる人」と、信望のあつさを強調していた。

   一昨日、辞任の意向が流れた後、若手の親方を中心に「辞めないで」という強い働きかけがあったというが、文部科学省は「辞めろとはいわないが、このまま復帰とはいかない」と冷ややか。川端文科相も「村山さんのもとで…」と言っている。どうやら微妙な綱渡りらしい。

   相撲ジャーナリストの中澤潔は「会見に出ていたが、『復帰』と聞いて理解できなかった。本気で改革というよりは、とりあえず体面を保って、しかるべきときにバトンタッチか。12日に独立委員会があって進言する。そこで新しいリーダーがいいとなれば、それが機会かなと思う」と言う。

   体面を重んずる社会。協会内部には依然として「相撲をとった人の中から」という声が強いのだという。

   山口一臣(週刊朝日編集長)「たとえば内館牧子さんみたいに、理念から実際から、お相撲さんより詳しい人だっている。あまりにも外部の人間を拒むと、何か見られちゃいけないものがあるのかと疑ってしまう」

   小木逸平アナ「親方とか部屋の制度に手を付けてほしくないのでは」

   大谷昭宏(ジャーナリスト)「引き止めた親方たちの意向は、本気で改革を求めているのか、このままだと外部が入ってくるからイヤだというのか。後者だと改革は進まないと思う」

   赤江珠緒キャスターが「公益法人の資格が問われるところまできているのだから、改革は待ったなしでしょう」と締めた。

   きのうはちょうど新潟巡業に力士たちが出発する日だった。国技館前でペローターの立花裕人がいろいろ聞いた。大山親方は「みんなが変わらないといけない」。賭博に関わって謹慎中だった豊ノ島、雅山は「一生懸命相撲をとるだけ」。横綱白鵬も「自分たちがやることをやるだけ」と言った。

   彼らの危機感はどこまで本当なのか、この見極めがつかない。問題はここだろう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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