2024年 4月 24日 (水)

「新米の放射性検査」汚染続出だったらどうなる!?日本の食卓

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   放射能汚染の不安が日本人の主食の米にまで広がってきた。農林水産省は昨日(2011年8月3日)、今年の新米の放射性物質検査を収穫前と後の2段階で行うことを発表した。予備検査と本検査によって、基準値の1キロ当たり500ベクレルを超えた場合は市町村単位(合併前)で出荷停止とし、主食の安全を確保したい考えだ。

古米1.5倍の値上がりで売り切れ

   千葉県多古町は関東の早場米の産地として知られる。田んぼの稲は青々と育っているが、農家にとっては不安の収穫期だ。今日(8月4日)から千葉県の検査が始まるが、25年以上米作りに取り組んできた農家の1人はこう話す。

「出荷停止命令が来るかどうか心配な毎日。自分の努力だけではどうにもならないのでただ祈るだけです」

   多古町のうなぎ屋さんも「多古米あっての商売をやらせてもらっているので、数字が出ないことを信じています」

   お米屋さんでも異変が起きている。いつもならこの時期は古米の販売量が減るのに、今年は買い手が殺到しているという。東京都北区の専門店では、あきたこまちやコシヒカリなど20銘柄を置いているが、13銘柄はすでに売り切れた。1度に100キロもまとめ買いする人もいる。産地の農家に問い合わせても在庫はない。

   新潟県のJAの倉庫からも古米が消えていた。残っている古米もすでに買い手がついている。市場での取引価格も震災前の1.5倍に上昇、古米の価格が新米の価格を上回る事態さえ起きかねない状態だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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