2024年 4月 24日 (水)

トンデモ借金国ギリシャ「財政破綻でもポルシェ保有世界一」

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   「パパンドレウ首相が『エッ』と言った途端、株価がどんどん下がり円高に」と司会の小倉智昭が言う。ギリシャ危機の渦中にあるパパンドレウ首相は、12月4日(2011年)に予定していた国民投票を撤回する意向を示した。

   ギリシャの二転三転のたびに振り回されるユーロ圏、円高に苦しむ日本。ギリシャはどこへ向かおうとしているのか。

パパンドレウ首相に危機感なし「発言も二転三転」

   ことの起こりは、パパンドレウ首相がユーロ諸国が苦労して練り上げた8600億円のつなぎ融資など支援策を受け入れるかどうか国民投票で決めると発表したことから。

   増税と公務員の賃金カットを条件に、ギリシャの債務50%棒引きにする支援策にギリシャ国民が反発。世論調査では6割が支援策の受け入れ反対の意思表示をした。ところが、このうち7割はユーロ圏にとどまり恩恵を受けたいという答えだったという。

   支援策を受け入れなければギリシャの財政破たんは避けられないし、その影響はドミノ現象となってイタリアやポルトガルなどへ波及する。フランスのサルコジ大統領はG20開幕直前にパパンドレウ首相をカンヌに呼びつけ説得にあたったが、首相の態度は変わらず説得に失敗。怒ったサルコジ大統領は「ギリシャがこのままユーロ圏に止まるかどうか、国民投票するならギリシャ国民はしっかり選択すべきだ」と言い放った。

   そこでパパンドレウ首相が国民投票のテーマをユーロ残留の是非に切り替えたことから、今度はギリシャ国内の与野党から猛反発を受け、国民投票を撤回するはめになった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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