2024年 4月 19日 (金)

台湾漁船「尖閣侵入」バックに中国本土進出せんべいメーカー!1350万円の燃料費寄付

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   尖閣諸島国有化をめぐり中国本土の反日デモは鎮静化したが、今度は台湾が騒がしくなった。きのう24日(2012年9月)、台湾の3大漁港のひとつといわれる南方澳漁港から、70隻の漁船が尖閣諸島周辺海域へ向け出港した。「とくダネ!」は親日的といわれてきた台湾の抗議の背景に何があるのか探った。

農業、不動産、医療、外食、ホテル、マスメディアなども展開する「旺旺グループ」

   南方澳漁港ではヒューン、ヒューン、ドドーン、ドドーンと花火が炸裂する。そばのテントに大量の生卵が置いてある。デモのためなのかと聞くと、「船で食べるためです」と緊張した表情で答える。異様な雰囲気の中での出発だ。船に掲げられた横断幕には「生存のために漁業権を守る」「釣魚台は台湾のもの」などと大書してある。

   それら漁船にはある共通点があった。それぞれ旗を掲げているが、いずれも中国本土で幅広く事業を展開する台湾の企業グループのものだった。アナウンサーの田中大貴が説明する。「船には赤い横断幕や旗が目立ちました。そして、『旺』という字がたくさんありました。これは台湾の『旺旺グループ』のものです。このグループが作っているせんべいは、中国で1日3億枚食べられています」

   もともと菓子のメーカーだったが、いまでは農業、不動産、医療、外食、ホテル、マスメディアなど、台湾だけでなく中国本土でも展開している。田中は「けさ(25日)の産経新聞に、台湾の実業家が活動費約1350万円を漁船に寄付したという報道があります。ですから、おそらくこの『旺旺グループ』がお金を渡し、それを燃料費にして出港したと思われます」と伝えた。

文   一ツ石
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中