元木昌彦の深読み週刊誌

勘三郎にメロメロになった女たち!宮沢りえ、石川さゆり、米倉涼子、椎名林檎、吉沢京子…

2012/12/13 17:42
「ほの暗い店内に置かれた横長のソファーに、肩を寄せ合うようにして腰掛ける男女。男性はゴルフウェアにチノパンというラフな格好だが、女性は黒っぽいアルマーニのスーツに身を包み、シックな雰囲気を漂わせている。シャンパンのグラスを傾けながら、談笑する2人。他の客は目に入らないかのように、自分たちだけの世界を作っている。
   笑みを湛えていた男性がやがて真顔になり、相手の目をじっと見つめて、こう囁いた。『俺たち、もっと早く出会っていれば、よかったね』」

   「週刊新潮」によれば、今年(2012年)の5月29日の夜、とある銀座のバーで人目も憚らず女性に甘い声を投げかけたのは歌舞伎俳優の十八世中村勘三郎で、女性は今年の紅白のトリを務める石川さゆり(54)だそうだ。それから半年も経たない12月5日に、惜しまれながら勘三郎は不帰の人になってしまった。

   勘三郎の人気がいかにすごかったのかは、テレビや週刊誌を見ればよくわかる。歌舞伎役者としての評価はもちろんだが、その派手だった女性関係が虚実ない交ぜになって報じられている。女性遍歴のスタートは12歳年上の女優・太地喜和子だというのが定説になっているようだが、「週刊文春」によれば、そうではなく、15歳の時に映画『幻の殺意』で共演した吉沢京子だとしている。太地と別れて以後も、大竹しのぶ、牧瀬里穂、樋口可南子、米倉涼子など枚挙に暇がない。

   なかでも、宮沢りえとの恋愛沙汰はいまでも語りぐさである。当時りえは角界のプリンス貴花田(現・貴乃花親方)と婚約するが、すぐに破局してしまう。傷心のりえが相談相手になってもらっていたのが勘三郎(当時は勘九郎)だった。だが、恋の糸がもつれてしまったのだろうか、りえは勘三郎が宿泊している同じ京都のホテルで自殺未遂を起こしてしまうのである。

相手を見つめながら相談に乗り、聞き上手でかつHトークもうまい

   新潮は石川さゆりだけではなく、シンガーソングライターの椎名林檎とも深く付き合っていたと書いている。「勘三郎さん、私は、世界で一番幸せな女です」。こういうメールを椎名は勘三郎に送っているというのだ。

「勘三郎さんが『俺はこの子が大好きなんだ。もう離したくない』と言って抱きしめたのには驚きましたね」(勘三郎の知人)

   記事中には勘三郎と椎名が「恋人つなぎ」している写真も載っている。

   なぜそんなに彼がモテるのか。某芸能デスクがこう解説している。「子どものような純真な目で相手を見つめながら、相談に乗る。すごく聞き上手で、かつHトークもうまい。女性を飽きさせず、皆メロメロになってしまうんですね」

   これではモテるのは当たり前だ。歌舞伎を愛し、女を愛し、酒を愛した勘三郎は、いまごろ立川談志師匠に「やけに早かったな、ままいいか」と迎えられて、酒でも呑んでいるのだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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