マラソン中継におふざけ・バラエティいらない!必死に走るランナーの情熱もっと伝えよ
<東京マラソン2016 リオ代表選考会>(日本テレビ系)

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   パリ・マラソンでは白衣にシェフ帽子を被ったギャルソン(レストランのウェイターのこと)たちがお盆をもって走る。一般参加はユーモラスな被り物連中も楽しそうに走る。東京マラソンだって楽しくやればいいとは思うが、テレビ中継はいただけなかった。例えば、茂木健一郎と堀江貴文の意味不明な競争や、お笑い系芸人のおふざけなど、本来のマラソン愛好とは違う時点で大騒ぎ。

   特に、終点近くのセットの中にいた久本雅美や高橋尚子たちが、80歳のおばあさんが完走したからと言って大袈裟に持ち上げる、「感動しました」と歯の浮くようなお世辞を言う。80歳で走ろうが本人の勝手で、一種の売名に付き合って社会の公器たるテレビでよいしょしまくりはおかしいのではないか。偽善マラソンではない。

   筆者はスタート後37分、先頭が到着した皇居前で、まず走者を見送った。最初は車椅子の一団が猛スピードでやってきて、続いて大会関係者の乗った車やパトカーの一団が来て、その後でパラパラと遅れた車椅子が来た。しばらくしてから、黒人の一団が猛スピードで駆け抜け、シャッターを押す暇もないくらいだった。

   その後、皇居前から東京駅のコンコースを通って日本橋の高島屋前に着くと、暫く経ってまたもや先頭の車椅子グループが、疾風のようにやってきた。真剣な表情で必死に走るランナーたちの、あくなき情熱を写し取ってこそのテレビだろう。エンタメはいらない。(放送2016年2月28日9時~)

(黄蘭)

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