2020年 1月 28日 (火)

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現状

JALとJASの統合で2大航空時代がスタート

羽田空港第2ターミナルは2004年12月1日に開業した
羽田空港第2ターミナルは2004年12月1日に開業した
 

欧米を中心に生き残りをかけた航空会社の統合が繰り返され、国際競争が激しくなる中、2001年9月に起きた米国での同時多発テロは世界の航空会社に深刻な打撃を与えた。日本の航空会社も例外ではなかった。さらに、03年3月に始まったイラク戦争、そして新型肺炎(SARS)と鳥インフルエンザの発生が追い討ちをかけ、国際線を中心に旅客が減って、売り上げが大きく落ち込んだ。その大波が押し寄せる最中の2002年10月、日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)が経営統合し、日本航空システム(04年6月に日本航空に社名変更)が設立された。新JALグループの売り上げは約2兆円で、世界トップ3に躍り出た。これで国内では、全日本空輸(ANA)との2大航空会社時代がスタートしたことになる。

  とはいえ、2大航空会社の先行きはそう楽観できない。04年3月期の連結決算では、新JALグループが収益の柱とする国際線旅客が激減、886億円の当期赤字を計上した。この赤字幅は過去最大で、この結果無配に転落した。一方の全日本空輸は、影響の少ない国内線比率が高いせいもあり、売り上げは横ばいだったが、コスト削減で当期損益は黒字に転じた。04年度に入って、国際線旅客は回復傾向にあるが、原油価格の高騰が収益の足を引っ張っている。

新興勢力は値下げ競争にさらされ、いまだ「離陸」せず

  一方、大手2社以外の新興勢力は、大手航空会社との激しい運賃値下げ競争にさらされた上、経営計画の甘さや資金不足も加わり、厳しい経営を強いられている。北海道国際航空(エア・ドゥ)は大手との集客競争の末、業績不振に陥り、02年6月に民事再生法の適用を申請した後、全日空と業務提携を結び、経営再建を進めている。この提携の効果で、04年3月期決算では96年の創業以来初の黒字となった。

  羽田―宮崎、熊本を結ぶスカイネットアジア航空(本社・宮崎市)も似た経営環境だ。2004年6月、産業再生機構は同社の経営再建を支援することを決めた。新路線開拓で再建を果たすとしている。 スカイマークエアラインズ(本社・東京)は赤字が続き、04年11月、インターネット企業「ゼロ」(本社・東京)に吸収合併された。羽田―福岡、鹿児島線が軌道に乗ってきたものの、路線拡大はなかなか難しい状態だ。

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