米国大企業はテレビを減らしてネットを増やす
トヨタが北米でネット広告を展開したのは若者向けのサイオン、bB、イストという北米のみで販売している3車種。この3車種についてはネットで情報発信して口コミで広げていく宣伝戦略をとったという。日本での受け止め方は"過大評価"があったようが、ネットだけに頼ったクルマが売れたのは事実だった。
米国のトヨタが若者向けの車種の宣伝手法をネット広告にしぼった背景には、米国の若者のテレビ離れがある。若者はテレビを見なくなりネットに接触する時間が増えている。トヨタに限らず米国の大手企業はテレビ広告を減らしてネット広告予算を2~5割増やしている。
こうした影響が日本に及んでいる。05年に起きたライブドアによるニッポン放送株買占め、楽天のTBSへの経営統合提案などネット系企業の"民放テレビ侵略"はネット広告の拡大がその背景にある。