2024年 4月 19日 (金)

弟でタレントの清水國明さんに「あなたはハッタリ、私は地道」
パートから社長に ブックオフ・橋本真由美さん

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   社長昇格の新聞記事には『時給600円のパート主婦から東証1部上場企業の社長に』という見出しが躍っていた。「気が付くと朝5時になっている」という働きぶり、そして売り上げをあげる数々のアイデア。これが評価された結果の昇進だ。
   ジェイ・キャストが運営するJINビジネスニュースでは、橋本さんにインタビューを行った。

ブックオフの社長に就任する橋本真由美さん
ブックオフの社長に就任する橋本真由美さん

   ブックオフに橋本さんがパートで入ったのは90年4月。41歳だった。

「パートさんになるのが目的で、職種にはこだわらなかったんです。たまたま募集チラシを見て、ここでいいか、みたいな」

パートでも午前5時まで働く

   愛知・一宮女子短大卒業後は栄養士として3年間病院で働いた。働いた経験はそれだけで、あとは17年間専業主婦だった。キャリアウーマンへの憧れはなく「とにかく子供をきっちりと育てる」ことが人生の目標だった。2人の娘の母親だが、子供が高校生になって“そのとき”が訪れた。

「ブックオフ1号店がオープンする2週間前にパート採用が決まりました。娘の学費の足しになれば、という軽い気持ちでした」

   カロリー計算とPTA活動くらいしか、したことがない主婦だった。しかし、1号店で働き始めるとその潜在能力が解き放たれる。

「稼ぐ事には貪欲でした(笑い)。働くからにはお客さんに喜んでもらいたいし、会社を大きくしたい。そのためにはビジネスモデルをしっかりと作り上げなければと…」

   女性も気楽に入れる清潔な店内、立ち読みOK、古本の臭いを消す空調、明るく元気な店員、作家の名前順に陳列…などを次々に提案。坂本孝社長はそれを取り入れた。9時から5時までのパートのつもりだったが、同じ5時でも、午前5時になることも度々だった。

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