2024年 4月 20日 (土)

竹中「院政」の影に おびえる業界人たち

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日銀総裁など表舞台への復帰を狙っている?

   霞が関では安倍政権の政策運営に竹中の影を嗅ぎ取る向きは総務省に止まらない。政府系金融機関の統廃合や郵政民営化、新型地方交付税の導入計画など一連の改革路線で竹中チームの中核メンバーだった大田弘子政策研究大学院大学教授が、経済財政諮問会議を担当する経済財政相になったほか、側近中の側近の高橋洋一・総務省大臣官房参事官が首相補佐官の根本匠氏の知恵袋に起用されるなど、既成秩序の破壊や官僚叩きの”竹中イズム”の火種はあちこちに散らばっているからだ。

   当の竹中氏自身が当初有力視された米国の大学教授に転身せず、「今後は民間の立場から新政権や日本のために貢献したい」などと”浪人”を決め込んでいるのも不気味に映るらしく、霞が関では「虎視眈々と日銀総裁など表舞台への復帰を狙っているのでは」との冗談混じりの憶測も飛んでいる。

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