2024年 5月 6日 (月)

液晶パネル国際カルテル 日本は巻き添えになった?

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専業メーカーほど業績は厳しい

   2006年4~6月期には、世界シェア2位の韓国LGフィリップスLCDが約400億円の最終赤字に転落し、新工場の建設計画を延期した。専業メーカーほど業績は厳しく、各国の独禁当局が調査に乗り出した背景には、かつてのDRAM同様に、カルテルによる価格維持が行われても不思議ではない客観的な状況がある。

   ただシャープが「液晶は価格競争が激しく、カルテルが行われる状況とは違う」(広報)と話すなど、国内メーカーは違法行為を否定している。液晶パネルの主力である大型パネルは日本メーカーがほとんど作っていないパソコン用で、そのパネルを使う主要顧客は米パソコンメーカーであることから、日本の電機業界内には「米当局の標的は韓国、台湾メーカー。日本は巻き添えになった」と困惑する声も聞かれる。

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