2019年 12月 8日 (日)

JASRACと音楽の使用者 著作権を巡り紛争「泥沼」

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   日本音楽著作権協会(JASRAC)と音楽の使用者との間で、著作権を巡る紛争、訴訟が多発している。JASRACが勝訴しても、「むちゃくちゃな判決だ」として納得しないケースもあり、それに「応援団」もついたりして、事態は泥沼化している。

   ピアノの生演奏をしながら著作権使用料を同協会に払っていないとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、和歌山市内のレストランを提訴した裁判で、大阪地方裁判所は2007年1月30日、レストラン側に損害金約191万円の支払いとピアノの撤去と楽器類の搬入の禁止を命じる判決を下した。これに対し、レストラン側は「むちゃくちゃな判決」とし、控訴する方針だ。

「JASRACの管理楽曲以外の演奏だった」と主張

JASRACがらみのの訴訟は尽きない
JASRACがらみのの訴訟は尽きない

   JASRACに提訴されたのは和歌山市内にあるレストラン「デサフィナード」の経営者。同協会は、05年の開店以来、ピアノなどによる生演奏を行って著作権侵害を繰り返していたとして、05年10月20日に損害賠償などを求める訴訟を起こした。

   06年1月30日に下された判決では、この経営者がJASRACの利用許諾を得ずに生演奏で著作権侵害が行われ、また、「今後も(JASRACの)管理著作物を演奏するおそれがある」としピアノまで撤去することを命じ、JASRACの主張がほぼ認められた形だ。

   JASRACは判決が下された07年1月30日に

「JASRACとしては、著作権を実効的に保護するとともに、適法に音楽の利用している方々との公平性を維持する観点から、このような悪質な権利侵害行為に対し、今後も法的措置を含めて適正に対処していく方針です」

   とする声明を発表した。
   一方、「デサフィナード」の経営者・木下晴夫氏はJ-CASTニュースの取材に対し

「JASRACの行為は自由な音楽活動を妨害するもので、今回の判決はとんでもない話だ。JASRACは音楽普及を目的とした文化庁の外郭団体であるにもかかわらず、音楽文化の振興を遮断する行為に及んでいる。(レストランでしていたのは)JASRACの管理楽曲以外の演奏だった。むちゃくちゃな判決だ」

   と判決について不満をあらわにした。木下氏は、控訴するつもりだという。

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