東国原知事は自身のブログで07年2月8日に「メディアから激しい追究を受けている。殆ど虐めに近い」という書き込みをした。地元新聞からの批判に、公開討論会を申し出るなど、知事VSマスコミの対立構造は変わっていないが、ネット上などではマスコミ側を批判する意見も出ている。ブログでは「走れないし、正直、ストレスも溜まる」とお疲れモードだ宮崎日日新聞の07年2月4日付の記事「打診は三方一両損か」では、「災難続きの時こそ批判に耳を傾けてほしい。老子はこう言う。『国家乱れて忠臣あり』」。さらに同新聞2月6日の記事「めっきが剥げる?」では、「知事選で敵対した相手に『副知事就任を打診』には驚いた。これにはしがらみのない県政を願って一票を投じた県民から反発の声が上がる。ここは現場に立ち、じっくり県民の声に耳を立てることだ」と述べている。ブログで「ほとんどイジメに近い」これに対し、東国原知事は8日のブログ「そのまんま日記」で「副知事問題では、相変わらずメディアに激しい追究を受けている。あれはもう殆ど虐めに近い(笑)。」とし、宮崎日日新聞の社説に異論があるので「社説を書いた人」と公開議論をしたいと同新聞社に申し出た。しかし、「社説は宮日全体の意見である」として断られたという。やりとりの真相を聞こうとJ-CASTニュースは宮崎日日新聞論説委員にたずねると、「今日は責任者がいないので話せない」とのことだった。ただ、ネット上では雰囲気がまったく違う。「マスコミが事実を報道する機関じゃなくすっかり活動家そのものになってるからなぁ・・・」「田中康夫を追い出した、長野県を見ればわかるじゃないか。保守勢力が、新聞、テレビを全部握っていて、露骨なネガティブキャンペーンをしつこくやる」2ちゃんねるでは、こうしたマスコミ全般に対する懐疑的な見方が多い。一方、「マスコミと馴れ合えるようになった時点でそいつの政治家としての価値はゼロだな」という意見もある。
記事に戻る