2024年 4月 28日 (日)

日興の意味不明会見 再発防止策に失望

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金融庁も今回の発表に失望?

   日興関係者によると、問題になった05年3月期の有価証券報告書の虚偽記載が「日興プリンシパル・インベストメンツ(NPI)」を舞台に行われ、債券発行日の改ざんなどを持ち株会社が見抜けなかった反省から、持ち株会社と子会社が経営を相互監視する仕組みが必要と判断、そこを強化した――とアピールしたかったようだ。しかし、問題のNPIについて、桑島社長は「今後の業務展開や人事制度を抜本的に見直したい」と述べるにとどまるなど、肝心な部分にはメスを入れずじまい。

   日興は「これでも連休返上で精一杯努力した結果だ」と、胸を張りたいのだろうが、内向きの議論と発表ばかりで、マスコミを含む外部に理解されなければ、再発防止策など示しても意味がない。金融庁も今回の発表に失望しているようで、文字通りこれで「信頼回復」が図れたのか、はなはだ疑問だ。

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