2024年 5月 6日 (月)

商用車にも世界再編の波 注目は「日野といすゞ」の関係

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ダイムラーは三菱ふそうの将来どう見るか

   国内の商用車メーカーで今後注目されることは2つある。

   ひとつは日野といすゞがどんな共同戦線を張るかだ。バスの合弁会社を共同経営する両社の社長は09年にも施行されるポスト新長期規制という次期排ガス規制を乗り越える技術開発で手を組むことを表明している。おもしろいのは

「紙(契約書)を交わしてということはない。これまでもトップ同士交流しているし」

   (日野・近藤詔治社長)と、形式ばった提携と見られるのを嫌う点。経営統合といった先走った結論には両社とも否定的で、信頼感に基づくじっくりした関係づくりを志向している。もちろん、トヨタ・いすゞ提携という背景はマイナスに働くことはない。

   もうひとつは三菱ふそうの今後だ。06年、販売の挽回が目立った同社だが、1月に大型トラックのハブを04年に続き再リコールしたことは信頼回復に大きなダメージとなった。親会社のダイムラークライスラーが、三菱ふそうの将来をどう見るか。100%子会社だけに、親の判断は大きく今後を左右することになる。

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