スケートの浅田真央ちゃんが2007年4月6日午後、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見した。質疑応答にはかなり上手に「優等生」を演じ、「彼氏はいるのか」という「直球質問」にも、「今は全然いないです」だった。「金メダルは既定路線」という自信真央ちゃん、「彼氏は全然いない」そうだ週刊文春の07年4月9号には、「浅田真央ちゃん『ノーミスして~』長嶋もビックリマオ語録」という記事が掲載され、浅田選手の発言が紹介されている。それによると、「世界の人に凄いって言われたいです」と意気込みを見せ、「日本の試合強いよね?」と聞かれると、「ええ、強いです」と自信満々だったという。さらに、こんな発言もしたという。「子供が欲しいです。結婚はしたくない。んー、スケートをやめたら結婚はしたいんですけど、でも赤ちゃんは早く欲しい」「(スケート靴を見せながら)真央たちは臭くない。ウソ。ホントは臭い。みんな臭いと思うんですけど」こんな浅田選手の発言を、週刊文春は「聞く者をどこか遠くに連れて行くような浮遊感」「きっと一回り大きな金メダル候補になっているであろう。発言も」と評している。そんな中、外国特派員協会で会見し、2010年のバンクーバーオリンピックに向けての意気込みなどを語った。会見時間のほとんどが質疑応答に費やされたが、文春での「プッツン発言」どころか、かなり上手に「優等生」を演じてみせた。浅田選手は最初に「Hello,everyone!」と英語であいさつし、「今、カリフォルニアで練習しています。今スケートを通じて、色々な方にお世話になっています。そして、2010年のバンクーバー(オリンピック)に出場することを目指して頑張りたいと思います」と述べた。同協会で行われる会見では、通常は20~30分間の冒頭発言(スピーチ)があるが、すぐに質疑応答に移った。オリンピックについては「小さい頃に出たいと思っていたオリンピックなので、オリンピックで自分の持っている技を決めて、パーフェクトな演技をして、お客さんがスタンディングオベーションをしてくれるような演技をしたいです」と意欲を表明。「金メダルを取った後は、まだ現役をやるかプロに変わるかはなるかは何も決まっていません」と、「金メダルは既定路線」という自信を見せた。姉の舞さんとの関係についても「サラリ」韓国のキム・ユナ選手のことを聞かれると、「やっぱり同じ年で、初めて一緒に試合をしたのですが、お互いに刺激できたら良いなと思います」世界でナンバーワンになるためにはどうすれば良いかを聞かれると、「もっと練習して、自分に自信を持って試合に臨むこと」と真面目な答えだった。「変化球」に対しても、見事にスルーしてみせた。「メディアから攻撃されたことはあるか」という問いには「取材の方々とは仲良くしてもらってるし、やっぱり応援してくださるので、それに応えられるように頑張りたいです」姉の舞さんとの関係を「嫉妬はないのか」と聞かれると「舞が出るときは真央が応援し、真央が出るときは舞も応援してくれてるし…」いわゆる従軍慰安婦問題を念頭に置いたと見られる「米国での生活で、米国人から『日本の首相は本当のことを言わない』と指摘されないか」という質問も、「すごいみんなフレンドリーで、色々話しかけてくれます」とかわした。もっとも、「ヤンキースとレッドソックス、どちらのファンか」と聞かれて、「あんまり野球のことはわかんない…」と答え、「スケート選手はティーンエージャーが多く、24~25になると消えていく人が多いのでは」という指摘には「自分がまだ23~24歳になったことがないので分かりません」と答えたのは、ご愛敬か。ちなみに、「彼氏はいるのか」という「直球」には、「今は全然(彼氏は)いないです。けど、えーっ。今はスケートばかりやっているので、『この人が好き』とかいうのは全然ないです。やっぱりおかしくて面白い人がいいです」と応じている。
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