2020年 2月 22日 (土)

セカンドライフ探検隊 かっこいい「アロハシャツ」を買ってみよう!

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   「アロハシャツを買ってみよう」。記者はそう決意した。仮想3次元空間「セカンドライフ」をはじめたとき、記者は白いシャツにジーパンを着た少年をアバターに選んだ。そのままの姿でセカンドライフの世界をうろついていたが、頻繁にそっくりの外見をしたアバターに出くわす。初心者マークをつけたまま歩いているようで、気恥ずかしくなってきた。

   セカンドライフでは、アバターの服装はもちろん、顔形や体形に至るまでカスタマイズ可能だ。ただし時間とセンスが要求されるため、現実世界同様、店で販売しているものを買うのが手っ取り早い。しかし、ただカッコいい服を買うのでは芸がない――と考えた末、アロハシャツを探して買うというテーマを自らに課した。

リゾート地「Alohas島」に行ってみる

アロハシャツを購入した店中で記念撮影。満足感で胸いっぱいだ
専門ショップにはさまざまな種類のアロハシャツが売られている

   早速、セカンドライフ内の検索窓で「aloha」と打ち込むと、Alohasという島があることが判明。 ハワイをモチーフにしたと思われるリゾート地で、紹介文によるとショッピングモールもある。ここならアロハシャツが見つかりそうだ。テレポート機能で瞬間移動し、モールのエントランスに文字通り、降り立つ。このモールは二、三十のショップが入居する大規模なもの。洋服などのファッション関係が中心だが、リゾート地らしくアウトリガー付カヌーや別荘なども売っている。モールを一回りし、ムームーに似たドレスは発見したが、肝心のアロハシャツは見つからない。

   失意のまま外に出ると南国の日差しが強烈だ。Alohasにはビーチもあるという。ビーチといえばアロハシャツ――という目論見は外れ、普段着もしくは水着のアバターがいるばかり。長袖のジャケットでも暑さは感じないようだ。「どこかでアロハシャツを売ってないか」。数人に質問をしてみるが、空振りに終わる。

翼の生えた天使や悪魔、宇宙人風のファッションが人気

   記者は方針を変更し、直接アパレル・ショップを訪ね歩くことにした。「Aloha Shirt(s)」で検 索してもヒットしないので、「clothing」などをキーワードに、客が多く、また販売点数の多い店を10軒以上訪れた。これらの店には、リアル店舗のような「店員」がいなかった。言わば服の「自動販売機」である。またウェブのように、一目で認識できる階層的なカテゴライズがされていない。だだっ広い店内をアバターが見て回るのは、それだけで骨が折れた。

   ショップの展示やお客のファッションを観察すると、翼の生えた天使や悪魔から、サイバー、ゴス、クラブ系、超ミニスカ、宇宙人風などさまざま。傾向としては、やはりリアルライフでは着づらい衣装に人気が集まっている。

   リアル時間で半日近く経過したが、目当てのアロハは見つからない。ここらが潮時かと考えはじめたころ、ふと思いついた。「Aloha shirts」ではなく、「Hawaiian shirts」で検索したらどうか。そして――Bentenにあるハワイアン・シャツの店「Robin Wood's AV Shop」を発見することができた。これまでの大規模ストアとは一変、個人商店の趣だ。数秒で店内を一周できる。

   記者は黒をベースにハイビスカスをあしらった、アロハ風シャツを50L約22円)で購入した。買い物をする間、他の客の姿はなく、BGMもない店内には静かな時が流れていた。

   苦労して手に入れた服を着た我が分身を見ると、意外なほどの満足感が胸を満たす。再びセカンドライフを歩き出すとき、心なしかアバターの足取りまで軽くなったように思えた。

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