2020年 3月 31日 (火)

日韓交流碑文から「東海」削除 民団が批判、騒ぎが拡大

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   鳥取県琴浦町に日韓友好の象徴として建てられた石碑の文字が削り取られた。削除されたのは、韓国が日本海の呼称だと主張している「東海」の2文字。県民からの声に応じた措置だというが、大韓民国民団は「相互理解を後退させる行為」と非難、抗議する、としている。さらに、韓国マスコミもこの問題を報じ、騒ぎが拡大しつつある。

県民からの声で削除

韓国の大手紙にも、写真入りで取り上げられている
韓国の大手紙にも、写真入りで取り上げられている

   今回問題となっているのは、1994年に設置された「江原道交流記念碑」。1819年に、同町沖に漂着した韓国船を救助、丁重にもてなしたという史実を記念するものだ。03年8月には日韓友好交流公園「風の丘」が整備され、公園内に移設された。「記念碑」を説明するために設置された「説明碑」の文字が削り取られた。「説明碑」には、このように書かれていた。

「記念碑は将来にわたり、日本海(東海)が日韓両国にとっての平和と交流の海であることを記念し…」

   両国の主張を「両論併記」していた形だが、06年9月に県民から

「『東海』は公式の表記ではないので削除すべき」

との声が町に2件寄せられ、町では07年3月になって「東海」の2文字を削り取った。説明碑には韓国語でも同じ内容が記載されていたが、こちらも同様の措置をとった。

   同町の商工観光課でも、削除の経緯を

「『日本海』という表記のみで、十分(史実は)説明されていると判断した」

と説明する。

削除された「東海」の表記を元に戻せ、と要請

   この措置に対して、韓国側は反発しており、例えば在日本大韓民国民団鳥取県地方本部では「日韓の相互理解を後退させる行為」と非難している。民団では07年5月11日午前、正式に同町に抗議することを決め、週明けにも町長と面会して抗議文を手渡す。あわせて、抗議文では、削除された「東海」の表記を元に戻すことを要請するという。

   韓国マスコミも、この問題を相次いで報じている。この問題を最初に報じた、地方紙「日本海新聞」と業務協定を結んでいる韓国の地方紙「江原日報」は「『東海』碑文毀損波紋拡大」という見出しで報じているほか、中央日報、朝鮮日報などの大手紙にも取り上げられている。

   もっとも、当事者の琴浦町にはテレビ3社と新聞4社から取材があったが、これまでに韓国マスコミからの取材はないという。
   同町によると、これまでに24件の声がメールで寄せられ、賛否は半々なのだそうだ。

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