2024年 4月 25日 (木)

「第4のビール戦争」 熾烈! この夏は「キレ」か「コク」か

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

サッポロは「W‐DRY」投入、「キレ」味で勝負

   キリン「良質素材」とサントリー「金麦」が「コク」を前面に押し出す一方、サッポロ「W-DRY」は「キレ」にこだわった味を打ち出している。ズバリ、第4のビールは「キレ」か、「コク」か――両者が激突する構図となりそうだ。
   2社が「コク」を打ち出すのに対し、サッポロ「W-DRY」は他社とは違うキレ味と飲みごたえを併せ持つユニークなポジションで勝負をかける。新ジャンルでは、これまで空白になっていたポジショニングで、新たな顧客を獲得する戦法だ。

   サッポロの「W‐DRY」は麦芽使用率25%の発泡酒に、スピリッツ(蒸留酒)を混ぜ、ネーミングのとおり、ドライ発泡酒とドライスピリッツの「W‐DRY」が特徴だ。味の「キレ」や「爽快感」、「辛口」を目指した味づくりで「第4のビール市場」に挑む。
   さらに今年の夏は暑くなるという予想もあり、夏に適した味として新ジャンルにおける「キレ」味が定着する可能性がある。

「ドラフトワン開発時から、第3のビール特有のスッキリ感のなかにも辛口、キレといった潮流がいつか生まれてくるだろうと感じていた。今回、若手からそのコンセプトをぶつけられたときに、『いまだ。やろう』と思った」。

   大ヒットしている「ドラフトワン」の開発責任者でもあり、今回の「W-DRY」の開発にも名を連ねる担当者は言う。
   「W-DRY」は、「ドラフトワン」と同様のヒットになり得るか。アサヒビールも第3のビール「極旨」をマイナーチェンジして対抗する構えで、大手4社の商品が出揃い、本格的なビール「夏の陣」がいよいよ始まる。

1 2
姉妹サイト
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中