2024年 4月 19日 (金)

ビッグ6億円「2本ともローソン」 週末に予想される「異常事態」

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   サッカーくじの一種、第286回「BIG(ビッグ)」で日本のくじ史上最高額となる当せん金6億円2口が出た販売店は、2店ともローソンだった。偶然とはいえ、ネット上でもこの話題で盛り上がり、くじを買う客がローソンに殺到して、ちょっとした狂騒曲が週末に展開されるかもしれない。

ローソン担当者は「えっ」と驚き、報告した

ビッグを説明しているサッカーくじ「TOTO」の公式サイト
ビッグを説明しているサッカーくじ「TOTO」の公式サイト

   サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターが2007年6月25日、販売したのは東京都渋谷区と大阪市大正区のローソン店舗だったと発表した。
   ローソンのコミュニケーションステーション広報担当によると、同センターから発表前に事前連絡があった。連絡を受けた別の担当者は「えっ」と驚き、周囲に報告した。影響については今後、くじを買う客が(特に週末に)殺到して混乱しないか、スムーズに販売が進むよう検討をする、とうれしい悲鳴を上げている。
   とは言え、元々コンビニとしての利便性追求と、くじ購入目的で来店した際にほかの商品も買う人が増えることが導入の狙いで、注目が集まるのは大歓迎だ。「(1等が2口ともローソンだったのは)たまたまでしょうけど喜ばしいことだと思います」。1等を出すために戦略的に取り組んだことはないのかと聞くと、「それはありません」という回答だった。
   一方、コンビニとしてもう1社販売を行っているファミリーマート広報・IR部は、ちょっとくやしい結果だっただろう。もっとも「それは当社としてはコメントする立場ではありません」。
   ただ、結果的にビッグなどのサッカーくじを売っていることの認知度が上がり、多くの人に利用してもらえるようになる、と今回の騒動を前向きに受け止めている。
   ビッグは、サッカーJ1、J2の計14試合の結果をコンピューター予想で購入(1口300円)し、全試合的中すれば1等となる。1等が出なければ賞金は次回へ繰り越しとなり当せん金額がふくらんでいく。最高額は1口6億円。6月24日の発表分で6億円が2口出た。約360万口の売り上げがあり、当選確率は180万分の1の狭き門という訳だ。

「こんどからローソンにするわ」

   6億円の1等が2口出たことはネット上でも話題になり、2ちゃんねるで多くのスレッドが立ったほか、各種ブログ、SNSでも取り上げられている。

「こんどからローソンにするわ」
「やはりビッグ買おう/どこで買えるの?/コンビニかな?」
「(1等が出たのは)渋谷の○○(場所名)のローソンらしいぞ」など6月25日から盛り上がりを見せている。

   日本スポーツ振興センター(東京・新宿)によると、販売ルートは、特約店と総称される会社・店舗とコンビニ2社、インターネット・携帯電話と主に3種類ある。販売特約店には、1社で数百店を登録している大手自動車用品量販店や家電量販店、書店のほか、一部の宝くじ販売所などがある。今季は全国で約2,000店。コンビニではローソンが8,500店、ファミリーマート7,000店。
   同センターの担当者は、今回の1等6億円が2口ともローソンでの販売だったことをどう受け止めているのか。「次はファミリーマートさんで1等が当たるといいな、とは思います。今回の結果が可哀想という訳ではありませんが」とも付け加えた。
当たる確率が高い買い方はあるのかと一応質問してみた。「ないと思います。当たりが実際に出るまで全く分かりません」とあっさりかわされた。
   5月20日発表分には、約5億6,000万円が7口も出た。7口はいずれも特約店だった。「繰越金が15億円」などと初めて大々的に注目され、購入殺到などでシステム障害から販売停止、再開を繰り返し、5月16日(水)以降は、特約店とネット経由のみでの販売となったことが影響した模様だ。

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