2020年 11月 28日 (土)

相次ぐ大麻栽培摘発 「種」はどうして手に入れる?

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   大麻の所持や栽培で検挙される事例が相次いでいる。「部屋でこっそり栽培していたものが摘発される」という例は昔から聞くが、台風接近で「大麻畑」が心配になって見に来たところを、張り込んでいた警察官に見つかって御用になる、といった、様々な逮捕劇が相次いでいる。その背景には、ネットを使って「種」が簡単に入手できることがあるらしい。

三重県の山林で約5年間にわたって大麻を栽培

海外の大麻通販サイトには、日本語のページがあるものも
海外の大麻通販サイトには、日本語のページがあるものも

   大麻取締法では、都道府県知事の免許を受ける大麻取扱者以外に所持や栽培、使用を禁じられており、違反すると、最低でも懲役刑に処せられるという重い罰則規定がある。

   警察庁によると、06年に大麻の所持や栽培、売買などで検挙されたのは2,288人で、過去最高だという。そのうち1,757人が「所持」によるものだ。この「所持」につながる大麻がどこから来ているかを考えると「密輸入」で検挙されたのは126人で、「栽培」が123人。1件あたりの規模を考慮しないとすると、「輸入」と「国産」に同程度の人数がかかわっていることになる。
   「栽培」の事例をみていくと、3ヶ月の報道で確認できるだけでも、9件が、「営利栽培」「所持」などの大麻取締法違反で逮捕されている。
   内訳はというと、自宅で大麻草を栽培していた例が5件。特に、8月23日に千葉県警が逮捕したイラン人容疑者は、読売新聞によると、「温度を26~29度、湿度を45~60%に保ち、日照時間を1日8、9時間に調節するため、エアコン2台と扇風機4台、ナトリウムランプ20個を使用」するほどの「気合い」の入れようだったという。
   屋外で栽培して御用になる例も、バリエーションはさまざまだ。

   9月に石川県警に逮捕されたミュージシャンの男は、自宅から数百メートル離れた空き地の一角で大麻草を堂々と栽培、100株以上が押収されたという。さらに同時期には、大阪と神奈川で「大麻畑の世話をしに来た男が、張り込んでいた警察官に逮捕される」という事例が相次いでいる。
   7月26日に三重県警が逮捕した男のケースは、さらにスケールが大きい。この容疑者は、ホームレスに対して「いい暮らしをしないか」と声をかけ、月々10万円程度を渡した上で三重県志摩市内の山林で約5年間にわたって大麻を栽培させていたという。最初の2年ほどは野ネズミに食べられたりして収穫ができなかったが、3年目から軌道に乗ったのだそうだ。

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