2024年 4月 26日 (金)

小倉智昭に「髪の毛」発言 爆笑・太田のKY感覚

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   爆笑問題の太田光さん(42)が、生放送中に当人の前で爆弾発言をしてしまった。フジテレビの特集番組で、テレビの人気キャスターに、カツラをほのめかすような言葉を漏らしたのだ。太田さんは、番組の終わりに謝罪したものの、ネットではそのKY(空気読めない)感覚を疑問視する声も出ている。

「番組の演出ではありません」

「髪の毛」発言で口元を引きつらせながら謝罪する太田光さん(フジテレビから)
「髪の毛」発言で口元を引きつらせながら謝罪する太田光さん(フジテレビから)

   太田光さんの発言は、突発的に出た。フジテレビで2007年10月27日夜に5時間近くにもわたって放送された生放送番組「たけしの日本教育白書」における座談会の中。爆笑問題の2人のうち田中裕二さん(42)が、番組の終わり近くになって、同テレビキャスターの小倉智昭さん(60)に質問したときだった。「いや~、だけど、また小倉さんも増えてるでしょ?今、番組。どんどんどんどん」と田中さんが水を向けると、太田さんは次のようにボケを入れたのだ。

「髪の毛が?」

   すると、慌てたのが田中さんだ。「いや、髪の毛じゃない」と打ち消しながら、太田さんの頭を叩き始めた。田中さんが「すいません、こいつ殺しますから」と小倉さんの方を振り向くと、テレビカメラには小倉さんのやや引きつったような顔が…。我に返った小倉さんは、すぐに笑顔を作り、「いや、髪の毛は便利なほうがいい」と冷静に答えた。
   ところが、だ。太田さんは、さらに

「そうそう、便利な方が。いろいろ着脱式とか…」
と脱線した。

   この気まずい雰囲気は、ビートたけしさんの横やりや田中さんのカバーでしのいだ。が、太田さん自身もやはりマズイと思ったようだ。番組の最後で、司会者から番組の感想を聞かれると、いきなり立ち上がって謝罪した。

「いあ~、あの、本当に、あの、小倉さん本当に申し訳ありませんでした」

   口元が引きつった顔からは、「やべ~、とんでもないボケを入れてしまった」という焦りが読み取れた。太田さんはかつて、生放送の「笑っていいとも!」で小倉さんの髪の毛を話題にしていたが、今回は、本人の面前で発言したため番組の中での謝罪という異例の事態になったようだ。

   これはどう見てもハプニングだが、J-CASTニュースでは念のため、フジテレビ広報部に確認した。担当者によると、「番組の演出ではありません。あくまで太田さんの発言だと思います」とのことだった。

ネットでは賛否両論

    この番組が終わると、ネットでは、様々な反応が現れた。ミクシィの日記や2ちゃんねるでは、「太田勇気ぁるなぁ」といった肯定的な評価もあったが、「暴走しすぎ」「怖いものしらずのKYだな」と疑問視する声が多かった。

   小倉さんの公式ブログにも、次々にコメントが寄せられた。太田さんを糾弾する内容が多いが、小倉さんが怒らずに冷静に対応したことに対し、「大人だ」と評価する声が上がっていた。

   小倉さん自身は、どのように感じたのだろうか。が、小倉さんが所属するオーケープロダクションのマネージャーは、J-CASTニュースに対し、「問い合わせが来ていますが、特にそのことに関して個別にコメントしていません」と答えるのみだった。フジテレビ広報部の担当者も、「何か問題があったとは聞いていません」と素っ気なかった。

   太田さんは最近、その発言を巡って話題になることが多い。例えば、「笑っていいとも!」では、元教授の物まねをして手鏡で女性のスカートを覗く仕草をしたり、万引きを告白した女性タレントを揶揄するような発言をしたりしていた。

   確かに、その発言を楽しむファンはいる。ミクシィには、「生放送の太田光爆弾発言」というコミュニティもあるほどだ。しかし、太田さんは、別の番組で「総理大臣」としてかなり特異な立場のマニフェストを主張したり、文化人類学者の中沢新一さんとの過激なタイトルの共著「憲法九条を世界遺産に」を出版したりと、「文化人的」発言・文章も目立っている。

   太田さんは、今後もKY発言を続けるのか。コメントを聞こうと、J-CASTニュースが、所属事務所のタイタンに連絡したが、担当者は忙しいといい、10月29日中に回答を得ることはできなかった。

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