2024年 4月 20日 (土)

家具、フィギュアに「おもちゃ」 「温かみある」ダンボールがブーム

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   ダンボールの新商品が続々と登場、ちょっとしたブームになりつつある。この人気、子供のころに工作をした思い出に対する「懐かし感」や、エコロジーなどが背景にあるのだという。

ダンボール家具が単身赴任者や学生にもてる

ミリオンセラーの筆者も段ボールを食べて飢えをしのいだ
ミリオンセラーの筆者も段ボールを食べて飢えをしのいだ

   ダンボール大手、協和ダンボールがダンボール家具を売り出したのは2000年。当初は安かろう、悪かろうといった先入観があって苦戦したのだが、売れ行きが急速に上向いてきた。買っているのは単身赴任者や学生、そしてお子さんを持つ親。特にイスなどの座り物が人気だ。同社はJ-CASTニュース対し、好調の要因を、

「エコ志向というのが大きいですね。リサイクルの優等生ですし、壊れたら燃やすゴミとして捨てられ環境に優しい。また、鉄やアルミにない温かみがあるため、こころが和むということもあると思います」

と話した。特に子供向け家具は、「子供がぶつかってもケガをする危険が少ない」ということで好評なのだという。

   ダンボール製品の新商品やイベントも目立って増えている。人気漫画「よつばと!」に登場するダンボールロボット「ダンボー」が、そのままダンボールを使いフィギュア化、2205円(税込)で07年12月1日に発売された。森井紙器工業は、クリスマス向けに子供用のダンボールハウス「すまいるキッズハウス」を税込み2800円で発売を予定。また、07年12月12日から東京・秋葉原で「段ボール肉まん」が半年限定で発売される。1個420円の肉まんをダンボール箱に入れたもので、こちらは「食品偽装問題を風化させてはならない」というのが狙いだそうだ。

ダンボールで眠るネコの写真が大量にアップ

   イベントも各地で色々催される。横浜開港150周年協会が開港記念会館でダンボールでミニチュア船を作る「横浜FUNEプロジェクトワークショップ」の開催は07年12月26日、27日だ。また、ネットでは「飼いネコがダンボール好き」ということで、ダンボールで眠るネコの写真が大量にアップされている。

   こんなにダンボールが注目されるようになったきっかけは何だったのか。ダンボールのネット通販もしている五十嵐段ボールはJ-CASTニュースに、

「ネットでダンボールを売る業者が増え、人の目に留まりやすくなったのがきっかけではないか。それに、子供の頃の工作などを思い出す『なつかし感』もあるのだと思う」

と話している。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中