未だにくすぶるトレード話 ゴジラ松井は「補欠」濃厚?
2008.01.07 20:07
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「トレード話」が浮かんでは消える状態
2007年11月には、これまで松井選手に大きな信頼を寄せていたトーリ監督に代わって、ジョー・ジラルディ氏が新監督に就任したことが発表されてからというもの、松井選手の「トレード話」が米各紙で報じられ始めた。12月初旬には、ジャイアンツが松井選手を含む大型トレードをヤンキースに打診していたことが明らかになったが、その後、ジャイアンツが他の外野手を獲得し、いったんはトレード話は収束。しかし、07年シーズンに投手陣の不調で苦しんだヤンキースは、ツインズの左腕エース・サンタナ投手の獲得を狙っており、松井を放出することでその獲得資金に当てるとの報道もあった。
その一方で、2007年12月16日のニューヨークポスト(電子版)は、ヤンキース新人投手のトレード話をもとに
「ヤンキースは(サンタナ投手の移籍について)"ドアを開けている"と言っているが、松井とその契約金2600万ドルでやくりする見通しは遠のいている」
などと報じており、松井のトレードがあるか否かは未だ不透明な状態。しかし、2008年1月6日には、ヤンキースが継続してサンタナ投手獲得のために交渉していることがヘラルド・トリビューン紙などに報じられており、松井選手の「トレード話」が再浮上する可能性がないとは言えない。
松井秀喜選手は2008年1月6日に、地元の石川県能美市の「新春市民の集い」に参加。サンケイスポーツによれば、参加者からは「デーモン選手から定位置を奪ってください」「トレードの話もあったが、ヤンキースにいて」という"懇願"に近い質問が飛んだという。
松井選手はそれぞれ
「頑張ります」「トレードといわれたらそれまでですが、そう(残留)なるように頑張ります」
と神妙な面持ちで返したが、少なくとも「厳しいシーズン」が待ち構えているのは間違いなさそうだ。