2024年 4月 28日 (日)

東国原知事悩ませる 女性からの甘く危険なワナ

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   宮崎県の東国原英夫知事がテレビの番組で「ハニートラップに悩んでいる」と衝撃告白した。ハニートラップとは、女性がスキャンダル目的に知事に近付き、性的関係を結んだ後、週刊誌などにタレ込んで失脚させてしまおう、といった類のものだ。いったい何が知事周辺に起こっているのか。

「スキャンダルを週刊誌にタレこもうとしている」

東国原知事は「ハニートラップ」が悩みなのだそうだ
東国原知事は「ハニートラップ」が悩みなのだそうだ

   知事が出演したのは2008年2月7日のTBS系音楽番組「うたばん」。宮崎県のPRソング「宮崎てげてげ音頭」の作詞を知事が担当し、それを番組で歌手が歌う、という内容だったからだ。司会の石橋貴明さんと知事は、駆け出し芸人時代からの友達だそうで、冒頭から「ぶっちゃけトーク」が繰り広げられた。その中で出てきたのが「ハニートラップ」。知事への質問で「注意していること」という項目があり、芸人時代は「週刊誌」。現在は「知事としての言動」。そして「悩み」は、芸人時代が「髪」。現在は「ハニートラップ」だった。

   石橋さんが「ハニートラップ?」と聞き返すと、神妙な顔で、お色気を使ったトラップ(罠)と説明。女性が近付いてきて性的な関係になった後、その情報を週刊誌に売り込む、という狙いなんだそうだ。その理由を知事はこう話す。

「(知事は)行政的にも政治的にも失敗は無いだろう。あとはスキャンダルで落とすしかない、というんで、お色気でワナが来るんです」

   知事が遭遇した「ハニトラ」は、まず、宮崎県庁を見学に来た団体の中にあった。県庁の見学はこれまで中高年層を中心に30万人が訪れた。1日にだいたい1000人ほどだが、その中に、明らかに何かおかしい若い女性が紛れていたという。

「胸の谷間をお出しになっていて、『ウフッ!』って。マジです。一緒に写真とって~(腕に抱きつく姿)。名刺なんか出されて、電話番号とか書いてあるんですね」

   さらに、現在独身の知事には結婚してほしいというお見合い写真が届く。その中にも「ハニトラ」と疑いたくなるものが含まれているのだという。

乗りそうになったことはありましたね

「乗ってはいないですが、乗りそうになったことはありましたね。『これはハニートラップだな』と思ったんです。途中で。それでもう、何もなかったんですけど…」

   間一髪逃れた、というわけだ。
   新聞記者として宮崎の知事選を取材したことがあるジャーナリストは、J-CASTニュースの取材に対し、

「知事をスキャンダルで追い込もうとする勢力が宮崎県に2つある。具体的なことは話せないが、かなり本気で『ハニートラップ』を考えていると見ています」

と話した。ハニートラップ説も、あながち荒唐無稽ではないようだ。J-CASTニュースが「東国原英夫後援会事務所」にどんな対策を取っているかを聞いてみると、

「後援会としてはこれといった対策はしていない」

ということだった。

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