2019年 3月 20日 (水)

「ながら音楽」は危険がいっぱい 交通事故、ひったくりにわいせつ事件…

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   「iPod」などのMP3プレイヤーが普及し、音楽を聴きながら歩いたり、自転車に乗ったりする若者が増えている。音楽に気を取られて事故に逢うだけでなく、背後から人が近づいてくるのに気がつかず、ひったくりやわいせつ事件の被害者になる危険もある。

遮音性の高いイヤホンでは危険性が高い

   イヤホンやヘッドホンで音楽を聴いている女性を狙い、現金を奪う事件がさいたま市緑区のJR東浦和駅周辺で2008年5月に起きた。また6月22日のYOMIURI ONLINEによると、3月には北埼玉郡で、4月にはさいたま市大宮区で、イヤホンで音楽を聴いていた女子高校生が後ろから来た男に突然スカート内に手を入れられる強制わいせつ事件も起こっている。いずれも音楽を聴きながら歩いていた女性を狙ったと推測される。

   埼玉県警は

「外の音が聞こえにくいだけでなく、注意散漫になって危ない」

と話し、音楽を聴きながらの歩行は危険だと強調した。

   事件のほかに、「ながら事故」が駅や踏切で起こっている。J-CASTニュースが調べたところ、東京都中野区のJR東中野駅で、イヤホンをしていた早稲田大学院生が電車に接触して死亡した事故が07年12月に発生した。また、07年1月には大分市のJR牧駅と高城駅間の踏切で男子高校生が跳ねられた事故も起こった。こちらもイヤホンをして警報機の音が聞こえなかったという。

   東京都では、イヤホンを使用して屋外で音楽を聴いた場合の危険性について、使用者662人を対象とした調査を行った。08年3月に発表した調査結果によると、53人が「自動車や自転車と接触しそうになった」と答えている。中には「救急車に気づかなかった」という回答者もいる。

   またイヤホンを使って70デシベル程度で音楽を聴いた場合、通常よりも周囲の音が30デシベル以上も聞こえなくなった。東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課の担当者によると、挿入型など遮音性の高いイヤホンでは聴覚感度は最大65デシベルも低下するという。これでは自転車のベル音に気づきにくく、大きな音量を出していると自動車のクラクションも聞こえないかもしれない。東京都の「くらしの安全情報サイト」では、イヤホンを使用するとどのくらい周囲の音が聞こえにくくなるか、サンプル音を聞くことができる。

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