2024年 4月 18日 (木)

中国人の応援マナーが悪化 誤解招く大合唱や国旗制止

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   五輪での中国人の応援マナーなどの悪化が、ここに来て指摘されている。オグシオ戦では、声援が「殺せ!」と聞こえたり、クレー射撃では、会場外の国旗掲示も制止されたりしたというのだ。一方で、同じアジア人として競泳・北島選手のようなヒーローを称える声も沸き起こっているというが、どうなっているのか。

「殺! 殺!」??

「殺せ!」の声援があったと伝える海外メディアのサイト
「殺せ!」の声援があったと伝える海外メディアのサイト
「シャー! シャー!」

   バドミントン女子ダブルスで、オグシオの2人が中国ペアと対戦した2008年8月11日の準々決勝。中国ペアがスマッシュを打つたびに、そのようにも聞こえる大歓声が、中国の応援席から沸き起こった。

   12日発売の夕刊フジによると、漢字を当てれば、「殺! 殺!」にもなるという。中国語では、スマッシュのときのかけ声が「コーシャー!」となるのに、わざと「コー」を省いたように聞こえたというのだ。同紙では、オグシオ戦前に、日本の末綱・前田ペアが中国ナンバー1ペアを倒したため、その報復として大ブーイングを浴びせたと推測している。

   同様な印象は、外国メディアも持ったようだ。英ロイターが11日のニュースで、中国人が応援で一致して「殺せ!」と叫んだと紹介。また、クウェートタイムズ紙なども同様に報じている。

   中国側に対する不評は、マナー悪化ばかりではない。中国の北京五輪組織委員会が、不公平な試合運営をしているともいうのだ。

   共同通信によると、11日、クレー射撃女子トラップで4位入賞した中山由起枝選手の長女(6)が、会場外で寄せ書きの国旗を掲げようとしたところ組織委の担当者に制止された。禁止されている会場内や横2メートルの旗ではなかったにもかかわらずだ。長女は泣き出してしまったが、担当者は「通行の邪魔」と不可解な理由を述べたという。

   北京にいる日本チームの渡辺幹也監督は、J-CASTニュースの取材に対し、中国側の対応に不満を露わにした。

「アメリカ、フランス、そして中国まで、みんな国旗を掲げています。なのに、ほかの国は注意されず、日本だと嫌がられるようでした」

   試合中も、中国側は大歓声や拍手が沸き起こっているのに、日本側が応援すると「静かにしろ」と言われたという。

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