だが、東証から外国企業の上場廃止が相次ぐ中、アジア・メディアの上場廃止は、東証の戦略に大きな打撃になった。外国企業の上場数はアジア・メディア社の上場廃止で21社になり、ピーク時の6分の1に落ち込む。東証は「アジアの中核市場を目指す戦略が大きく方向転換することはない」(斉藤社長)とあくまでも強気だが、証券市場では「東証の外国企業は質が悪いというイメージはなかなか拭えず、市場としての地盤沈下は避けられない」(大手証券)という悲観論も聞こえてくる。外国企業の誘致戦略は大きく躓いたが、ばん回策が見えておらず、東証経営陣の苦悩は続きそうだ。
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