2019年 8月 18日 (日)

中国の牛乳メラミン混入事件 大手検索エンジンの真相隠ぺい疑惑

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   牛乳のメラミン混入事件を調査してきた中国・国家質量監督検査検疫局の李長江局長が辞任に追い込まれた。それを伝えるニュースが、2008年9月23日の中国の新聞各紙に掲載されたが、スーパーなどで山盛りしている牛乳は、さっぱり売れない。その一方で、問題のメーカーと大手検索エンジンが協力して、発覚以前にニュースを事実上もみ消したのではないか、という疑惑まで出ている。

メラミン検出しても河北省はどこにも報告せず

   粉ミルクを生産し、販売してきた三鹿(San Lu)社は、1993年以来、中国最大の販売量を維持し続け、数々の政府関係の賞をもらっている。事件が明るみに出るまでに、2007年には国務院から乳業国家技術進歩賞をもらい、その前には、軽工業部から優れた製品、農業部から優秀新製品、国内貿易部から消費者に推薦するすぐれた製品、全国ユーザーの満足製品など、200以上の賞をもらっている。

   その三鹿社の製品を淅江省の王遠萍氏は、2007年11月に買った。1歳になろうとしている娘に飲ませ、しばらくしてから、娘のおしっこに粒粒のものが一緒に排出され、下痢も止まらなかった。王氏は不思議に思い、08年2月に三鹿に購入した粉ミルクを郵送し、説明を求めた。会社から粉ミルクを届けたという電話はいったん来たが、その後に何らの連絡もない。

   王氏は人気ネットのBBSに書き込み、5月になってからやっと三鹿の代理と自称した人がやってきて、確認書に拇印を押印してもらい、その代わりに4箱の新しい粉ミルクを手渡し、BBSでの書き込みの削除を要望された。

   しかしこの時、ほかの消費者が王氏の書き込みを李長江局長がトップの国家質量総局に転送している。しかし、総局から何の答えも返ってこなかった。

   6月から三鹿社の粉ミルクに関する苦情は殺到し、7月24日に三鹿社を管轄する河北省は、サンプルを検査し、16の幼児用粉ミルクからメラミンを検出した。しかし、河北省はどこにも報告しなかった。8月2日、北京五輪の直前に三鹿社は、ひそかに販売されている粉ミルクを全部回収することを決めた。

   河北省出身の李旭氏は、J-CASTの取材に、

「河北省の中では著名な企業と言えば、三鹿だけで、地元の主要な納税メーカーだ。社長は、人大代表(代議士)で、そこにあえて文句を言う人はいないよ」

と明かす。

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