2018年 7月 19日 (木)

世論に負けた東国原知事 未練タラタラの「不出馬宣言」

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   中山成彬前国交相の引退表明を受け、東国原宮崎県知事の衆院選出馬が取りざたされてきたが、2008年10月6日午前、事実上出馬しないという意向を表明した。だが、ここ数日間の知事の発言をみると、「県民の付託があれば」などと出馬をにおわせ続けてきただけに、「不出馬宣言」に対しても、「国政への未練タラタラ」と、決して良くは受け止められていないようだ。

   東国原知事は、衆院選出馬への態度を保留し続けており、2008年10月5日にも、出馬表明のタイミングについて記者団から聞かれて「国で汗をかけという、県民のみなさまの意向が把握された時点で」と回答。一度は県民にゲタを預けた形だ。

   ところが、翌10月6日午前になって一転、自民党から衆院選出馬の要請があったことを明らかにした上で、「5日に地元の方と話したときに、『1期は(知事を)務めてほしい』という意見が多かった」と、県民の理解が得られなかったことを理由に、事実上の不出馬を決めた。

   ただ、東京の夕刊各紙は、この「撤退宣言」を批判的に受け止めているようだ。例えば「夕刊フジ」は、知事が不出馬宣言と同時に

「『地方から国を変えなければ』という、言う強い気持ちがある。一知事がどんなに頑張っても、日本のシステムを変えることはできない」

と述べたことを「未練タラタラ」とバッサリ。従来から東国原知事に批判的な「日刊ゲンダイ」は。

「ここまでツケ上がらせたテレビと宮崎県民はどうしょうもない」

と、批判をヒートアップ。さらに、

「解散が延びそうだから、いったん身を引くという見方も残っている」

と、「不出馬宣言」への疑問も投げかけている。

101人全員が「国政」でなく「県政」と回答

次の「国政チャレンジ」はいつになるのか
次の「国政チャレンジ」はいつになるのか

   東国原知事が頼りにする世論だが、TBS系の情報番組「朝ズバッ!」が宮崎県民101人に「東国原知事に『国政』」と『県政』のどちらを望むか」を聞いたところ、101人全員が「県政」と回答。

   県外でも情勢は似たようなもので、ヤフーが10月6日、知事の不出馬表明後に始めたアンケートによると、「東国原知事の活躍を一番期待する場は?」という問いに対して、19時半現在で75%(8917票)が「県政」と答えたのに対して、「国政」と答えたのは10%(1101票)。「芸能界」(13%、1475票)という回答よりも低水準だ。

   いずれにしても、「世論」を気にする限り、当分は「国政チャレンジ」が遠ざかることが浮き彫りになった形だ。

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