2021年 6月 21日 (月)

「安さ売り物」と「設備豪華」 深夜高速バスも「二極化」進む

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   高速バスの競争激化が進んでいる。設備を豪華にする「プレミアム化」を売り物にしたり、その対極をいく「超低価格」を打ち出したりするなど、あの手この手で知恵を絞っている。

東京-大阪間で、補助席利用なら片道2100円

ツアーバスでも、幅が広いシートを導入するなど「プレミアム化」が進んでいる
ツアーバスでも、幅が広いシートを導入するなど「プレミアム化」が進んでいる

   ツアーバスの参入が相次いだのは、02年に道路運送法が改正されたのがきっかけだ。路線バスの場合、バス会社が自社の車両・乗務員で運行する必要があるが、ツアーバスの場合は、集客を行う旅行会社と、実際にバスを動かす会社は別々だ。旅行会社は集客量に応じてチャーターするバスの台数を変えることができ、無駄が減った分、運賃を下げることができる、という仕組みだ。ツアーバスは、低価格を武器に急成長した。

   特に、原油高が進んだ2008年には、利用者の伸びが目立った。ツアーバス大手の「ウィラー・トラベル」が発表したところによると、08年のお盆期間中(8月8日~17日)の利用者数は4万7000人で、前年同期比で約3倍にまで伸びている。ガソリン高の高騰を受けて、ラッシュ時の「マイカー離れ」が進んだことが背景にあるものとみられている。

   ラッシュ時以外でも好調ぶりは変わらず、同社で主力の東京-大阪線の07年10月の利用者数は1万9647人だったのに対し、08年10月は3万2071人。63%の伸びをみせている。04年ごろから競争が加速している東京-仙台線でも、大幅に増便したこともあって、08年10月の乗客数は、前年同月比で2倍に伸びている。

   東京-大阪線(深夜便)では、ツアーバスの運賃は片道で4000円~5000円台なのに対して、路線バスは7000~8000円台が「相場」。ツアーバスが安さで攻勢をかけている形だ。

   ところが、これに危機感を覚えたのか、高速路線バスの側も、格安プランを続々と投入しているのだ。例えばJRバス関東の「超特割青春号」では、東京-大阪間で、補助席を利用した場合には片道2100円という超・格安プランが登場している(通常の座席の場合は3500~4000円)。ただし、このバスにはトイレが付いておらず、2時間おきにトイレ休憩を挟みながら、目的地までの8時間半を過ごす。かなりの体力消耗を強いられることになりそうだ。

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