2022年 11月 27日 (日)

「婦人科がん」も医師不足 悪性腫瘍の手術1~2か月待ち

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   大学病院や地域の中核病院に女性特有のがんである「子宮がん」と「卵巣がん」の患者の受診が急増している。このため、産婦人科ではお産に加えて「婦人科がん」も医師不足に陥り、地域によっては悪性腫瘍にもかかわらず、手術が1~2か月待ちという状況になっている。

昼間はがんの手術、夜はお産

   日本産科婦人科学会・第5回拡大産婦人科医療提供体制検討委員会が2009年1月25日、都内で行われ、筑波大学の吉川裕之教授が「地域の婦人科腫瘍診療が抱える問題点」について発表した。

   調査は日産婦に登録されている約220病院について、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん)、卵巣がんの患者数を04年と07年を比較した。このうち年間症例数100以上の病院で、患者が1.25倍以上に増えたのは、17施設に上った。中でも増加が著しかったのは三重大(2.26倍)、千葉県がんセンター(2.02倍)や東京医科大(1.95倍)、大阪大(1.71倍)、群馬大(1.62倍)、東海大(1.62倍)、千葉大(1.61倍)と続く。

   吉川教授は、

「大学病院の産婦人科で行われている医療は、周産期医療(妊娠からお産まで)が4割、婦人科がん治療が6割で、婦人科治療にかかる割合の方が大きいです。昼間はがんの手術をして、そのまま夜にお産に入るというケースもある。現場からはお産を扱うのを止めて、がん治療に徹したいという声も上がっています」

と話す。

   現状では産婦人科医のうち8割が産科と婦人科の両方に携わっている。

   地域によっても事情が異なる。吉川教授が日産婦の地方部会に行ったアンケートで、こんな意見が上がった。

「悪性疾患にも関わらず手術待ちの期間が1か月以上、特に混み合っている時期には2か月半前後になることもある」(栃木県地方部会)
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