2024年 5月 4日 (土)

かんぽの宿売却問題 決着は4月以降の見通し

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「出来レースを認めるつもりはない」

   この点に鳩山総務相は敏感に反応した。鳩山総務相は09年1月29日夜、記者団に「白紙撤回ではなく、オリックスとの契約が生きているということがわかっただけ。私はまだ怒りに震え、納得していない」と発言。「国民の理解を得られない出来レースを認めるつもりはない」と、白紙撤回を求めた。

   鳩山総務相は日本郵政に23項目の質問状を送付し、日本郵政から回答を得たが、「読んでも全く何の説得力もない答えばかりが書いてあった」とし、入札の経過などを報告するよう命じる方針だ。

   かんぽの宿をめぐっては、旧日本郵政公社が民営化前の06~07年に自治体などに売却した15カ所のうち、鳥取県岩美町、鹿児島県指宿市の施設が、わずか1万円で売却されていた事実も発覚。今回のかんぽの宿の一括譲渡額約109億円についても、建設費は約2100億円、用地代は約300億円だったことも判明した。

   鳩山総務相は「国民のお金で2400億円かけて作ったものが、100億円なんて、そんなバカなことはない」と述べるなど、あくまで「出来レース」と断じ、メスを入れる考えだ。

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