2024年 4月 17日 (水)

安全・確実投資やはり「金」 デフレ下で再び人気急上昇

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   「金」の価格が再び上昇気配にある。米ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金価格は直近で1トロイオンス=970~990ドルで推移しているが、2月20日には1005.40ドルと1000ドルを突破して11か月ぶりの高値を付けた。この1か月で100ドル超も上昇し、過去最高値の、2008年3月の1030.80ドルも見えてきた。一般的に、インフレ懸念が高まると価格が上昇するといわれる金だが、どうやら「デフレ」にも強いようだ。

2週間でグラム400円近い上昇

   ニューヨークやロンドンでの値上がり傾向を受けて、日本でも金価格が上がっている。国内貴金属大手の田中貴金属工業によると、2009年2月25日の金の小売価格は、1グラムあたり3180円で取引された。同18日に3000円台に乗り、2週間前に比べると400円近い上昇。ピークだった08年3月の勢いを取り戻したようだ。

   田中貴金属によると、店頭での売買状況は「売り買い半々ぐらい」という。安いときに購入した人が、利益を確定しようと売りに来ているだけでなく、「まだ値上がりする」との期待をもって購入する人もいる。最近は、インターネットを通じて手軽に買えるので、若者層にも金投資が広がり、これが価格上昇にもつながっている。

   「金融商品の一つとして、他の投資商品とのポートフォリオの一環として考えて買う人が増えているため、売買が交錯しているのだろう」(貴金属部)と話す。

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