2024年 5月 4日 (土)

北海道で暖冬異変目立つ ワカサギ釣りできず、「灯油が売れない」

暖冬は来年以降も続きそうと気象庁

   暖冬傾向は北海道だけの話ではない。降雪量を見ても、北日本の日本海側で平年の76%、北陸では同31%しか降らなかった。それぞれ戦後2番目、3番目の少なさで、富山県砺波市の「となみ夢の平スキー場」は、09年1月は半月ほどしか滑ることができず、2月も開店休業状態だったのだそうだ。砺波市役所は、

「雪がなければ営業できないのはもちろんだが、3月も閉店しているわけではなく、雪が降るのを待っている状態です」

と話している。

   気象庁はこの冬の暖冬を、大陸からの寒気の南下が弱く、低気圧の通過に伴って暖かな空気が流入することが多かったためだと説明している。特に、北日本と東日本、沖縄・奄美で高温が目立つ。気象庁地球環境・海洋部気候情報課はJ-CASTニュースに対し、ここ10年間を見ても、平年より気温が下回ることは全国的に殆どなく、暖冬は今後も続きそうだと話している。

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