2018年 5月 25日 (金)

高速1000円「超分かりにくい」 国交省など問い合わせ殺到

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   高速道路1000円値下げの内容が「分かりにくい」と、国交省や高速道路会社に問い合わせが殺到している。首都高、阪神高速やそれ以外の高速の「大都市近郊区間」を通ると別料金になるなどその内容が複雑で、麻生首相さえ間違えたほどだ。国交省では、料金検索システムで分かるようにしたいというが、本当に混乱しないのか。

麻生首相でさえ間違える複雑な料金制度

   発言が事実とすれば、一国の首相が大きな勘違いをしたことになる。

   ETC搭載の普通・軽自動車なら2009年3月28日から土日祝日の休日が上限1000円、となる見通しになった地方部の高速料金。麻生太郎首相は、那覇市内で3月7日にした講演で、長距離ながらお得な区間の例を挙げた。朝日新聞の8日付記事によると、こう言ったというのだ。

「例えば仙台から東京へ来て、東京から首都高抜けて、静岡まで行くというと結構な値段すると思いますよ。そういったのも一律1000円にします」

   ところが、首都高の場合は、土曜日を除く休日なら、政府の同じ経済対策で3月28日から、現行700円が終日3割引で500円の別料金になる。首都高、阪神高速を除く高速道路の「大都市近郊区間」は同日から、土日祝日の休日の場合、午前6時~午後10時は新たに3割引になる見通し。それ以外の夜間早朝は、現行の5割引のままだ。つまり、仙台から静岡までは、首都高500円と高速の「大都市近郊区間」(夜間早朝)1050円を合わせ、最も安くて2550円かかる計算になる。

   首相が、自らの政策さえ誤解するほどだから、一般の人にとっては複雑極まりない。施行日が決まってからも、国交省には、制度の趣旨ばかりでなく、本来は高速道路会社が受ける個別ルート料金まで問い合わせが殺到している。各高速会社も、対応にてんやわんやの様子だ。

   この制度で分かりにくい点は、多岐にわたる。まず、対象外の「大都市近郊区間」がどこなのか、各高速道路会社のホームページで確認しないといけない。例えば、東北道では加須ICまでがこの区間で、同じ埼玉県の羽生ICは「地方部」に入る。

   また、高速会社ごとにも違う既存の割引システムとの兼ね合いはどうなるのかという点だ。地方部では休日昼間5割引の制度があるが、1000円の新料金制度と合わせるとどうなるか分かりにくい。実際には、2000円未満なら5割引の適用になり、3月28日から昼間の指定がなくなって終日になる。

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