2019年 1月 22日 (火)

高校生「バイト」が増える 不況で学費払えず自ら働く

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   学費を稼ぐためにアルバイトする高校生が増えている。未曾有の不況で父親が失業したり、母子家庭で母親がパートを解雇されたりして生活に困る家庭が増えたからだ。一方で、奨学金の希望者が急激に増えて全員には回らない。学び続けるには学生自ら、働くしかないのだ。

土日に朝から晩まで働く

   J-CASTニュースは高校生のアルバイト状況について、いくつかの公立高校に取材してみた。バイトは原則禁止だが特別な事情がある場合に認めているという学校がほとんどだが、経済的な理由からバイトの申請をする学生が2008年秋以降に増えている、という高校が多かった。

「家庭の経済状況が厳しくなり、生活費や学費の一部を稼ぐためにアルバイトする生徒が出てきています」

というのは愛知県の全日制商業高校の教師。

   全校生徒約830人のうち、2、3年生の30人がバイトの申請をしている。もっとも、隠れてバイトしている生徒もいるため、学校が把握している以上に多いと推測できる。

   静岡県の全日制高校は全校約720人中12人について、家庭の事情でバイトを認めている。副校長は、

「親が派遣切りに遭い、経済的理由から新たにバイトしたいという生徒もいます」

と明かす。

   バイトは土日が多く、中には朝から晩まで働く学生もいるようだ。

   生徒の4分の3以上が働きながら学んでいるというのは、愛知県の定時制高校。

「働きながら通う学生は全日制に比べて以前から圧倒的に多いです。ただ最近、親の収入が減ったのでアルバイトを増やすという話も聞きます」

   埼玉県の公立高校の元教師で日本高等学校教職員組合(日高教)の担当者はこう指摘する。

「私の勤めていた高校で授業料の減免を申し出た生徒が2002年は全体の9%でしたが、05年は2倍の18%になり、年々悪化しているのがうかがえます。学費や生活費のためにバイトをしている学生もかなりいて、毎月数万円を母親に渡しているとか、進学にかかる費用を自分で貯めているという生徒もいました。08年秋以降、不況が拍車をかけて、苦学生はさらに増えています」
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