2024年 4月 29日 (月)

小泉純一郎「次男」の世襲 自民党内部から噴出する批判

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「本人の取材はお受けしていません」

   高まる世襲批判について、次男の進次郎氏は、どのように考えるのだろうか。

   進次郎氏の事務所では、応対した職員が2009年5月14日に、「まだ(小泉元首相の)秘書ですので、取材はお受けしていません」と答えた。代わりに別の秘書が取材を受けるとしているが、この日午後は外出中とのことだった。

   そこで、支援する横須賀市議らに話を聞いた。

   ある保守系市議は、進次郎氏について、「地元では、世間で言われている世襲批判など、だれも言わないですよ。若いのに発言がしっかりしていて、評判はいいです。だから、後は、地域の代表として頑張ってもらうだけです」と言う。

   また、自民党市議は、「世襲と言いますが、自民党支部で決定して推すことになった経緯はあります。麻生さんらが言っておられることは、誤解もあると思いますよ。会って話すとなかなか立派な人物です」と話す。

   ともに、無所属や他の選挙区で出る可能性は否定し、地元11区に進次郎氏が出馬しても圧勝する見通しを示した。もっとも、さらなる地盤固めのために、様々な機会に顔を出して地道に活動をしているという。

   一方、11区に出馬を予定している民主党の対立候補で弁護士の横粂勝仁氏(27)は、本人が取材を受けたうえで、それとは違う見方を示した。

「やはり世襲の一番象徴的な選挙区だと言われています。進次郎さんは、とても強烈な地盤、看板、カバンを持っていますね。現職の父親を持つ強みで、すでに用意されたパーティーやイベントに出席し、そこにたまたま来ているという形を頻繁に取っています。小泉ブランドの強さで、世襲批判は不利にはなっていないようです。ここだけは別ですね。政界で、父親の影響力が落ちていると言っても、メディアで取り上げられる影響はあります。こちらは、一番たいへんですが、一般の候補者として、ひたすら声を出して、自転車で回って名前と顔を浸透させるしかありません」
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