2018年 8月 19日 (日)

ミクシィ「足あと」は「戸別訪問」? 中川秀直氏、日記閲覧も「自粛」

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   選挙期間中は「ウェブサイトは更新も出来ないし、ダイレクトメールも送れない」という公職選挙法の解釈が定着し、ミクシィ(mixi)で情報発信をしている政治家にも、その影響が及んでいる。自分のミクシィ日記の更新が出来ないのはもちろん、他のユーザーの日記を読むことすら、公職選挙法に抵触する可能性があるというのだ。

積み重なり具合、頻度による?

   2009年8月18日の衆院総選挙公示を控え、各陣営は、8月17日までにウェブサイトの更新を終えた。公職選挙法では「文書図画の頒布」が厳しく制限されており、ウェブサイトの更新も、これに含まれると総務省が解釈しているためだ。

   これは、「閉じられた空間」だとされるSNSでも例外ではないようだ。広島4区から立候補している自民党の中川秀直元幹事長(65)は、09年5月から、ミクシィ上で日記を公開している。日記は「マイミクシィ(マイミク)」のみを対象に公開されているが、ミクシィ利用者であれば、誰でも申し込めば中川氏の「マイミク」になることができる。現在の「マイミク」の数は1万8000人を超えている。

   日記では、毎日のように、テレビ出演や街頭演説をこなす様子が綴られているのだが、衆院選公示直前の8月17日の日記は、こんな内容だった。

「もっと日記で政治のことを分かりやすく解説したかったのですが、選挙期間中は日記を書くことが禁止されます。 ミクシィも、選挙期間中に日記を書くと、みなさんにメールがいきますのでそこが選挙違反になるおそれがある、マイミクの方の日記を見ようと思っても、『戸別訪問禁止』に違反するおそれがある、とのこと」

「選挙期間中に日記の更新が出来ない。メールも送信できない」というのは一般的な解釈のようにみえる一方、「他人の日記を読めない」という「縛り」は異例だ。他人の日記などにアクセスした際に残る「足あと」に問題があると解釈されている様子だ。

   ミクシィの「足あと」をめぐっては、07年4月の埼玉県所沢市議選で、ある候補者が、ユーザーのページに手当たり次第に足あとを付けたことが「自分のページに利用者を誘導しようとする売名行為」だと批判を浴び、警察署に通報される騒ぎにまで発展したケースがある。このときは、選管は夕刊紙に対して「『足あと』は積み重なり具合、頻度による。最終的には捜査当局の判断になる」との見解を示しており、この候補者は当選している。今回のケースについても、この騒動が尾を引いている可能性がありそうだ。

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