自民党本部まるでお通夜 幹部もバラもぽつりと…

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   総選挙の惨敗で、自民党本部の開票速報場は、幹部が開票後しばらく1人しかいないなど異常なムードになった。後方の赤いバラも大きなボードにぽつりぽつり…これが与党だったとは思えないほどだ。

自民党開票速報場では、報道陣ばかり目立って…(代表撮影:山本宏樹)
自民党開票速報場では、報道陣ばかり目立って…(代表撮影:山本宏樹)
「これから会見を始めます。われわれ自民党は…」

   自民党本部4階の開票速報場。テレビ音声に取られてしまっているのか、近くにいても、菅義偉選対副委員長の声が聞こえない。それがまるで、か細く消え入りそうな声に聞こえる。

   投開票日の2009年8月30日は、開票直後の午後8時4分から会見が始まったが、自民党幹部は菅氏のみ。コップで水を飲むと、一切に報道陣からフラッシュがたかれた。

   午後9時近くになっても、菅氏1人。日焼けなのか、緊張なのか、紅潮した顔で、時折、ケータイメールをいじったり、スーツの上着を引っ張ったり。テレビ局アナからの質問には、うなずきながら聞き、ちょっとでも笑みが漏れると、フラッシュの嵐だった。

いつまでたっても、バラの数は増えず

   やっと9時ごろに、細田博之幹事長ら幹部2人が入ると、菅氏は入れ替わりに去っていった。

   細田幹事長も、真ん中にぽつりと座り、渋い表情。疲れきったようにも見える。後方の大きなボードには、赤いバラがぽつりぽつり数えるほどしかなかった。女性アナの質問には、うなずきながら答えていたが、まるでお通夜の席だった。

   いつまでたっても、バラの数は増えない。午後10時ごろになって、やっと麻生太郎首相が自民党本部に入ってきた。しかし、顔は硬直しており、報道陣の問いかけには、軽く手を振っただけだった。10時15分ごろに、幹部らとともに開票速報場に現れ、やっと会見らしくなった。そして、紅潮した顔のまま、責任を取って自民党総裁を辞任することを表明した。

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