2019年 5月 27日 (月)

ギャルに身近なのはファッション そこから農業に入ってもいい
インタビュー「若者を棄てない政治」第15回/元ギャル社長・藤田志穂さん

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   最近は農業で働くのが一種のブームになっているが、多くの若者にとって農業はまだまだ遠い存在だ。選挙でもさまざまな農業振興策が語られたが、「若者の農業参加」の推進についてはあまり触れられていない。若者の関心を農業に向けるにはどうしたらいいのか。ギャルの農業プロジェクト、いわゆる「ノギャルプロジェクト」に取り組む元ギャル社長の藤田志穂さん(24歳)に聞いた。

ハチ公の出身地で作る「シブヤ米」

「畑に行くといままで体験したことのない新鮮な感覚が味わえる」という藤田志穂さん
「畑に行くといままで体験したことのない新鮮な感覚が味わえる」という藤田志穂さん

――藤田さんは19歳で起業して「ギャル社長」と呼ばれました。

藤田 ギャルに対する偏見やネガティブイメージを払拭しようと「ギャル革命」を掲げて渋谷で会社を立ち上げました。ギャルに特化したリサーチや企画・開発、プロモーションをてがけて4年間黒字経営を果たしました。会社を立てて成功するという1つの目標を達成できたと実感できたので、去年(2008年)の12月に会社を離れて、食や農業をテーマにチャレンジすることにしました。

――ギャル社長だった藤田さんが農業に興味をもったきっかけは?

藤田 私のおじいちゃんが新潟で農家をやっていた、というのが大きいですね。小さいころは、ときどき遊びにいったときに田んぼを手伝ったり、畑の収穫についていったりしたんですが、中学1年のときにおじいちゃんが亡くなってしまって、田んぼや畑が放置されるようになったんです。
   そういうのは残念だなと思っていたんですが、もともとエコ関係の活動をしている中で食育などの話を聞く機会があって、農家の高齢化が進んでいて、それが問題だというのがわかりました。だったら、若い人がもっと興味をもてば、何かが変わるんじゃないかなと思ったんです。

――そんな思いをブログに書いたんですね。

藤田 そうです。そしたら、農家の人からすごい問い合わせがありました。うちの田んぼや畑で何か一緒にできませんか、と。いろんな農家さんから声がかかったんですけど、秋田の方から「渋谷のハチ公の出身地は秋田県」という話を聞いて、それでピンときました。「秋田でシブヤ米を作ろう!」と(笑)。

――いま作っているところですか?

藤田 秋田県の大潟村の方と一緒に作っています。特徴として、虫が嫌うハーブを田んぼの周りに植えたりして、できるだけ農薬を少なくということでやっています。白米だけじゃなく、玄米や胚芽米とかいろいろな種類で、9月末から10月初めには収穫できます。

――大潟村に行ったときの印象は?

藤田 最初のときはひどい吹雪で、田んぼも雪に覆われていたので、よくわかりませんでした(笑)。でも、都会とは広さが全然違うし、空も、東京だったら本当にちょこっとしか見えないけど、秋田は逆に空一面で気持ちよかったですね。

――ギャルたちと一緒に農作業の体験ツアーも企画しましたね。

藤田 実際に田んぼに入ってみると、思うように足が進まなくて大変でした。でも、それは初めてのことなので当たり前のことだと思うんですよね。最初はせっかく着てきた洋服とか靴とかが汚れたりして、「もうやだ~」みたいな雰囲気はありましたけど、途中からは開き直って楽しんでもらえました。終わった後にみんなで食事会を開いたんですが、今までご飯をあまり食べなかった子たちが「お米がおいしい」って言って食べてくれたのがめちゃめちゃ嬉しかったですね。
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