信金中央金庫がまとめた全国の信用金庫の2009年3月期決算によると、当期純利益は2086億円の赤字(前年度比2990億円減)となり6年ぶりの赤字に転落。赤字を計上した信用金庫は、279金庫のうち、38.3%にあたる107金庫に上った。増益となった金庫はわずかに59(赤字の減少を含む)。その一方で、220金庫が減益(赤字の増加を含む)となった。貸出金残高は伸びているものの不良債権処理費用の増加や、株式市況の低迷など金融危機の影響で減損損失が膨らんだことが収益悪化の原因。