「現在のやり方がいいとは素直に言えない」
11月26日に長崎大学で開かれた記者会見では、浜田助教はスパコンの重要性を強調する一方で、
「現在のやり方がいいとは素直に言えない」
と、「高い部品」を使った現状のスパコン開発のあり方に疑問を呈してもいた。
スパコンは「何を計算するか」によって、どの程度性能を発揮できるかがが大きく違ってくるといい、今回開発されたスパコンは、特に天体物理学などでの活用が見込まれている。既存のスパコンの方が、より広い範囲での利用ができるとみられるが、今回の件がスパコン開発のあり方に一石を投じたことは間違いなさそうだ。