2024年 4月 25日 (木)

発売前から「iPad活用法」続々 美術館、大学、婚礼プロデュース

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

動画を見せながらウエディングドレスを説明

   婚礼プロデュースやレストラン経営を手がけるノバレーゼは、10年5月14日から、東京・銀座の店舗に米国版iPadを試験的に導入した。ウエディングドレスの画像や動画を取り込み、店舗を訪れた顧客に見せている。ノバレーゼ広報部に聞くと、ウエディングドレスを選ぶ際にはこれまで写真を見せるか、何着も試着するしかなかった。持ち運びに便利なiPadであれば、例えば営業担当者がハンガーにかかっているドレスの横に顧客を連れて行って、動画を見せながら「このドレスを実際に着ると、裾はこのぐらい広がります」などと説明しやすく、お客もイメージがわきやすい。ノートパソコンに比べ、「スタイリッシュなiPadのデザインは、店舗の雰囲気にピッタリ合います」(広報担当者)。

   現在は米国版を使っているのでインターネット接続はしていない。日本版は16台を予約し、全国の店舗に配置するという。今後は無線LAN接続で、ネット上にあるコンテンツを見せるといった活用法を考えているようだ。

   企業以外では、群馬県の富弘美術館が、開館20周年の記念にとiPadの導入を決めた。詩画作家・星野富弘氏の作品4点を、星野氏による音声説明とともにiPadで楽しめる。館内のカフェに7、8台を設置する予定で、同館では「今後は地域のグルメや観光情報のコンテンツも充実させて、若い来館者へのアピールにしたい」と話している。

   iPadのユニークな活用法は、発売後さらに増えていきそうだ。

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