2024年 3月 28日 (木)

20、30代男性8割「共働きしてほしい」 女性の「専業主婦願望」と大きな溝

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   「専業主婦になりたい」という20、30歳代女性が増えているが、20、30歳代男性の8割が結婚相手に「共働き」を希望していることが、結婚相談所の調査でわかった。男女の考え方の溝は深まる一方だ。

   若い女性の専業主婦願望は高まっている。「第4回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)によると、「夫は外で働き、妻は主婦業に専念」という考えに「賛成」と答えた既婚女性が 1993年の調査開始以来、初めて増加に転じた。賛成派は、29歳以下が47.9%で、前回調査(03年)を12ポイント上回った。30歳代は41.7%が賛成で、7ポイント上昇。08年7月1日に調査票を配布し、有効回答を1万192票得た。このうち妻が回答した6870票を対象に分析した。

「フルタイムで働いて欲しい」が増える

専業主婦になりたくても、なかなか願いはかなわない(写真はイメージ)
専業主婦になりたくても、なかなか願いはかなわない(写真はイメージ)

   しかし、大手結婚相談所オーネットが20、30歳代の未婚男性1135人に行った理想の結婚相手に関する調査(09年)を見ると、男女間でズレがあるのがわかる。

   40.4%の20、30歳代未婚男性が、「結婚相手にフルタイムで働いて欲しい」と答え、「派遣などで働いて欲しい」と答えた男性も38.9%にのぼる。8割が共働きを希望し、「専業主婦でいて欲しい」は25.1%だった。

   1999年に行われた同じ調査では、「フルタイムで働いて欲しい」は27.3%、「派遣などで働いて欲しい」は48.2%で、共働きを希望する男性は09年とさほど変わりはないが、09年のほうがフルタイムを希望する男性が大幅に増えた。

   オーネットの広報担当者は、

「20~30歳代前半の男性は親世代に共働きが多く、結婚後に女性も働くことが普通であると考えています。30歳代後半の団塊ジュニアは、公平、分担を理想としながらも、経済面は男性が請け負わなければならないといった責任意識を払拭できないでいました。しかし経済状況が悪化しているなかで、女性にも共同で担って欲しい、そうでないと結婚できないと、はっきりと主張し始めています」

と言っている。

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