2019年 6月 25日 (火)

奇跡の帰還で仕分け見直しへ 「はやぶさ」後継機に追い風

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   「奇跡の帰還」を果たした小惑星探査機「はやぶさ」をめぐり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に追い風が吹いている。JAXAでは「はやぶさ」とは別の小惑星から砂を持ち帰る後継機「はやぶさ2」の計画を進めているのだが、「事業仕分け」を初めとする政権交代による予算の縮小で、実現が危ぶまれていた。ところが今回の帰還で、手のひらを返したように「仕分け」結果を見直そうという声が続出している。

17億円を3000万円に削減

「はやぶさ」カプセルの回収作業=JAXA提供
「はやぶさ」カプセルの回収作業=JAXA提供

   2014年の打ち上げを目指す「はやぶさ2」も、「はやぶさ」と同様にイオンエンジンを使って、小惑星からサンプルを採取することが目的だ。ただ、「はやぶさ」が着陸した小惑星「イトカワ」は「S型」なのに対して、「はやぶさ2」が目指す小惑星「1999 JU3」は、「C型」に分類される。C型はS型に比べて、より多くの有機物を含むと考えられており、小惑星の有機物と地球生命の原材料との間にどのような関係があるのか、注目されている。

   文部科学省は麻生政権時の09年夏、10年度予算の概算要求に「はやぶさ2」の開発費用約17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた概算要求のやり直しで、5000万円に激減。さらに09秋の「事業仕分け」で3000万円にまで削られ、開発に着手できずにいた。

   ところが、6月13日夜の「奇跡の帰還」を受け、「仕分け」関係者からは、手のひらを返したかのような釈明の声が相次いでいる。

   例えば「仕分け人」の統括役を務めていた民主党の枝野幸男幹事長は、6月14日の記者会見で、

「(縮減は)『もう少し工夫すれば、少ないお金で同じだけの効果をあげられるのではないか』という議論だった」

と、開発の必要性自体は否定していないなどと釈明。蓮舫行政刷新相も、6月15日の会見で、

「仕分け結果を何が何でも守るべきだ、ということではない。国民の様々な声は、次期予算編成に当然反映されるべき」

と述べた。

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