2024年 4月 19日 (金)

元気ない菅首相大丈夫か 目に力がない話しっぷり目立つ

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小沢氏と会えない状態が続く

   党内情勢も思うように進んでいないようだ。参院選後の7月14日に小沢一郎・前幹事長にこれから会って参院選の報告をする考えを示した菅首相だが、小沢氏と会えない状態が続いている。23日には「今後また必要な点があれば(小沢氏に)改めてお願いしたい」と仕切り直しを宣言した。

   その後菅首相は、側近議員に代表選立候補への準備を始めるよう指示を出したとされ、7月29日の民主党両院議員総会の場で、何らかの態度を表明すると見られている。

   06年9月に発足した安倍晋三内閣、その後の福田康夫内閣は、いずれも首相(当時)の「投げ出し」で政権の幕を閉じた。直前の鳩山由紀夫内閣は9か月でやはり首相が政権を投げ出した。菅首相の元気のなさを見せられ続けると不安もよぎるが、大丈夫なのだろうか。

   こうした菅首相の現状について、元共同通信編集局長で近著に「小沢一郎 50の謎を解く」(文春新書)がある後藤謙次さんに話を聞いた。後藤さんは元「NEWS23」(TBS系)キャスターとしても知られる。

   菅首相の「元気のなさ」については、「往年のパワーが感じられないのは間違いないが、参院選敗北直後よりは回復しつつある」とみる。その上で「臨時国会をどう乗り切るか、代表選後の政局がどうなるのか、という不安感もにじんでいる」と指摘した。

   9月の代表選そのものではなく、なぜ「代表選後」なのか。「世論の動向をみても菅再選は容認されている」。その上で、9月以降の影響力を確保するために、小沢前幹事長側は対立候補を出して存在感を示すのか、容認の流れに乗るのかを見極めようとしているという。菅首相側にしても、小沢氏側と対決姿勢で臨むのかどうするのか、「互いに神経戦をやっている段階だ」。

   一見、元気がなさそうに見える菅首相だが、実は静かに闘志を燃やしているのだろうか。

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