2024年 4月 19日 (金)

「一番上司にしてはいけないタイプ」 長妻厚労相「役人いじめ」の中身

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介護、雇用などやるべき仕事はいっぱい

   長妻昭厚労相の手荒さは、人事異動でも指摘されている。

   子ども手当担当の局長を、課長級の独立行政法人研究員に出向させて、「事実上の更迭」と話題になったことがあった。長妻氏は、更迭を否定しているが、前出の政治部記者によると、これは異例の事態だったという。

「海外にいる在日外国人の子どもにも手当が出ると、国会で突っ込まれたことがありました。本当は、制度にしなければならないところを急いでやったので、必ずしも職員の責任ではありません。ところが、大臣は、その責任を押しつけたわけですよ。本来は、大臣らが責任を取らなければならなかったはずです」

   この記者は、長妻氏が「政治主導」の意味をはき違えていると指摘する。

「職員は、早く来て座っていればいいわけではありません。出張旅費の請求にもうるさいらしいですが、大臣には、職員のチェックが求められているわけではないと思います。年金ばかりでなく、介護、雇用などやるべき仕事はいっぱいあり、そのためにいい法律を作ることが仕事なのではないでしょうか」

   政治評論家の浅川博忠さんも、同様な見方だ。

「箸の上げ下ろしのような、細かい指示が多いと聞いています。彼は、年金問題で売って大臣に抜てきされましたが、民主党内では当選回数も4回と少なくて、厚労省のほかの問題をあまりよく知りません。しかし、年金問題は、仕事を100として10~15ぐらいです。本当は、当選回数が6、7回で、厚労行政全体に精通した人を選んだ方がよかった。もっと鷹揚に構えてもよいのに、背伸びしないといけないところにギャップが出てきたわけです」
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