2024年 5月 2日 (木)

「死者の年金」に群がる人々 不正受給発覚は氷山の一角

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「詐欺容疑で家族逮捕」相次ぐ

   「自治体の怠慢という人もいるかもしれないが、責めるのは酷だ」。ノンフィクション作家の岩上安身さんは、10年7月30日の「とくダネ!」(フジテレビ系)で、確認不足だった「自治体」をかばった。長谷川豊アナも、「家族が『本人が会いたくないと言っている』という中、『いや死んでるでしょ』と中に入れるのか」と同情を示し、「盲点なのかも」と指摘した。

   年金受給者が死亡したのに家族がそれを届け出ず、年金を受け続ける事案はほかにもあるのだろうか。

   逮捕や送検の段階の報道を調べてみると、「死亡した(以下略)父の年金140万円詐取容疑」(09年11月、福岡県)、「父の年金100万」(09年2月、兵庫)、「祖母の年金68万」(09年2月、沖縄)、「父の年金360万」(08年10月、兵庫)、「夫の年金120万」(08年2月、北海道)、「両親の年金90万」(08年1月、福岡)、「母の年金280万(余罪)」(07年11月、愛知)……と枚挙にいとまがない。

   発覚したのは氷山の一角で、まん延している可能性も否定できない。

   ちなみに、総務省統計局の人口推計(09年10月)によると、100歳以上のお年寄りは国内に4万8000人いる。

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